Recipe
【TVおさらいレシピ】もう剥がれない!肉汁MAX!「ピーマンの肉詰め」【日本イチ丁寧なレシピ動画】UPG再配信
Ingredients
- 合い挽き肉300g
- ピーマン4個
- 玉ねぎ1/4個
- パン粉100ml
- 卵1個
- 塩2g
- 黒胡椒適量
「ピーマンの肉詰め」とは
ピーマンの肉詰めが加熱時に剥がれてしまう問題を分子調理学から解決するレシピです。フォークでピーマンの皮に傷をつけることで組織密度を下げ、エマルジョン状態の肉と組み合わせることで密着性を高めます。アルミホイルを使った低温焼きにより肉汁を内部に閉じ込め、ふわふわでありながらジューシーな極上のピーマン肉詰めが完成します。
タイムスタンプ
「ピーマンの肉詰め」を美味しく作るコツ
-
下準備
- ピーマンの皮側にフォークで縦に傷をつけることで、加熱時の反り返りを防ぎ肉の剥がれを防止できる
-
タネ作り
- 半量の肉を先に塩を加えて氷を入れながら捏ねてエマルジョン状にし、その後に残りの肉を軽く混ぜることで、接着力と肉々しい食感の両立ができる
-
火加減
- アルミホイルで密閉して弱めの中火でじっくり焼くことで、肉のタンパク質が60度前後でゆっくり固まり肉汁を閉じ込められる
-
焼き方
- フライパンに油を引かず肉自体から出る脂を利用し、アルミホイルで蒸気を逃しつつメイラード反応による香ばしさを引き出す
「ピーマンの肉詰め」の材料
7点※ 材料名をタップするとAmazonで関連商品を探せます
「ピーマンの肉詰め」の作り方・手順
- 1
ピーマンの下準備
ピーマン4個を縦半分に切り、中のワタとタネを取り除きます。重要なコツとして、ピーマンの皮側(外側)にフォークを使って縦方向に数箇所しっかりとした傷をつけます。ピーマンの皮は組織密度が高く加熱時に強く縮んで反り返り肉を押し出してしまうため、フォークで傷をつけることで密度を下げ反り返りを防ぎます。
- 2
玉ねぎをみじん切りにする
玉ねぎ1/4個をみじん切りにしておきます。
- 3
半量の肉でエマルジョンを作る
ボウルに合い挽き肉300gの半量(150g)を入れ、塩2gと黒胡椒を少し強めに振ります。氷を入れて肉を冷やしながら、手で肉を握り潰すようにして捏ねていきます。肉の繊維が壊れて水分と油分が結びつく「エマルジョン(乳化)状態」が作られ、粘りが出てきます。肉の温度が20度以上に上がると結合力が落ちるため、氷を入れながら作業することが重要です。粘りが十分に出たら氷を取り出します。
- 4
玉ねぎ・パン粉・卵を加える
エマルジョン状の肉にみじん切りにした玉ねぎ1/4個、パン粉100ml、卵1個を加えて、手でさっと軽く混ぜ合わせます。
- 5
残りの肉を加える
残りの合い挽き肉150gをボウルに加え、約10秒間だけ軽く混ぜ合わせます。最初にしっかり捏ねた肉が「接着剤」として機能し、ここで加えた肉が「肉々しい食感」を残すため、ふわふわでありながらジューシーな極上のタネが完成します。
- 6
タネをピーマンに詰める
完成したタネをピーマンの中に詰め込みます。ここでのコツは、隙間なく「しっかりと詰め込む」ことです。ピーマンの内側に粉を振る必要はありません。フォークの傷と肉の結合力だけで十分に密着します。
- 7
フライパンに配置する
冷たい状態のフライパンに、肉の面を下にしてピーマンの肉詰めを並べていきます。フライパンに油を引く必要はありません。肉自体から十分な脂が出てくるため、その脂を利用して焼き上げます。
- 8
アルミホイルで蓋をして焼く
フライパンにアルミホイルを被せ、端をしっかりと内側に折り込んで密閉します。最初は強火で加熱し、パチパチと音がし始めたらすぐに弱めの中火に落として4分間焼きます。強火で急激に加熱すると肉のタンパク質が縮んで肉汁を絞り出してしまいますが、タンパク質が固まる60度前後の低温でじっくり焼くことで肉汁を内部に閉じ込めることができます。
- 9
ピーマン側を焼く
4分経ったらアルミホイルを外し、ピーマンをひっくり返します。肉の面には美味しそうな焼き色が付いていますが、フライパンには肉汁がほとんど流れ出ていません。今度はピーマン側を焼いていきます。ピーマンにもしっかりと焼き色をつけることで、メイラード反応による香ばしい香りと旨味を引き出します。再びアルミホイルを被せて弱めの中火で4分焼きます。
- 10
仕上げの焼き
その後は様子を見ながら1分ずつ、合計約10分間加熱します。最後は少し火を強めてピーマンの水分を飛ばし、シャキッとした食感を残しつつ香ばしく仕上げます。
- 11
休ませる
焼き上がったピーマンの肉詰めをアルミホイルに包んで5分程度休ませます。
料理の科学
ひき肉に塩を加えて練ることで塩溶性タンパク質が溶け出し、網目構造を作って肉汁を閉じ込めます。パン粉や卵の保水効果も加わり、ジューシーさが向上します。また、ピーマンの心地よい苦味と、肉のうま味や玉ねぎの甘味が組み合わさることで、五味のバランスが整い、飽きのこない美味しさが生まれます。
「ピーマンの肉詰め」の詳しい解説
※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。
剥がれないピーマンの肉詰めの秘密
今回のテーマは、家庭料理の定番でありながら「肉がピーマンから剥がれてしまう」という永遠の悩みを抱えるピーマン of 肉詰めです。分子調理学の視点から、この問題を小麦粉などの粉を一切使わずに解決する方法を伝授します。さらに、ただ剥がれないだけでなく、一口かじると口いっぱいに広がる圧倒的な肉汁と、心地よい肉の食感を両立させるプロのテクニックを分かりやすく解説していきます。材料は普段と全く同じで、特別な道具も必要ありません。調理の科学的な理由を理解すれば、誰でも失敗せずに最高に美味しいピーマンの肉詰めを作ることができます。動画の最後には、このレシピが生まれた背景などの追加情報もありますので、ぜひ最後まで楽しんでご覧ください。
ピーマンの下処理とフォークの裏技
まずはピーマン4個の下処理から始めます。ピーマンを半分に切る際、くぼんでいる部分を狙って包丁を入れると、中のワタが綺麗に分かれて取り除きやすくなります。今回は肉をたくさん詰めたいので、ワタとタネはしっかりと取り除きます。And, ここからが剥がれないための最大のポイントです。ピーマンの皮側にフォークを使って、縦に数箇所しっかりとした傷をつけていきます。ピーマンは植物なので、外敵から身を守るために内側よりも外側の皮の方が組織の密度が高くできています。そのため、加熱すると外側が強く縮んで反り返り、肉を押し出して剥がしてしまいます。フォークで外側に傷をつけることで組織の密度を下げ、加熱時の反り返りを防ぐことができるのです。
エマルジョンと食感を両立するタネ
次に肉のタネを作ります。使用するのは合い挽き肉300gです。まず、その半量の150gをボウルに入れ、塩2gと胡椒を少し強めに振って、手で「握り潰す」ようにして捏ねていきます。これにより、肉の繊維を壊して水分と油分を結びつける「エマルジョン(乳化)」状態を作り出します。肉の温度が20度以上に上がると結合力が落ちるため、氷を入れて冷やしながら捏ねるのがコツです。粘りが出たら氷を取り出し、生の玉ねぎ1/4個、パン粉100ml、卵1個を加えて混ぜます。ここで残りの挽き肉150gを加え、今度は約10秒間だけ軽く混ぜ合わせます。最初にしっかり捏ねた肉が「接着剤」となり、後から加えた肉が「肉々しい食感」を残すため、ふわふわでありながらジューシーな極上のタネが完成します。
成形とフライパンへの配置
完成したタネをピーマンに詰めていきます。ここでのコツは、とにかく隙間なく「しっかりと詰め込む」ことです。ピーマンの内側に粉を振る必要はありません。フォークの傷と肉の結合力だけで十分に密着します。成形ができたら、冷たい状態のフライパンに、肉の面を下にして直接並べていきます。このとき、フライパンに油を引く必要はありません。肉自体から十分な脂が出てくるため、その脂を利用して焼き上げていきます。並べ終えたら、次の工程である焼きの作業へと移ります。ハンバーグのように形を整える手間がなく、ピーマンの器に詰めるだけなので、初心者でも非常に簡単に行うことができるのもこの料理の魅力的なポイントです。
低温で焼くアルミホイルの魔法
焼きの工程では、フライパンにアルミホイルを被せ、端をしっかりと内側に折り込んで密閉します。最初は強火で加熱し、パチパチと音がし始めたらすぐに弱めの中火に落として4分間焼きます。強火で急激に加熱すると、肉のタンパク質が縮んで中の肉汁を絞り出してしまいますが、タンパク質が固まる60度前後の低温でじっくり焼くことで、肉汁を内部に閉じ込めることができます。また、一般的な蓋ではなくアルミホイルを使うことで、余分な蒸気を逃がしつつ熱をこもらせることができます。蓋だと水滴がフライパンに落ちて温度が下がり、香ばしい焼き色をつけるメイラード反応が阻害されてしまいますが、アルミホイルならその心配がありません。
両面を香ばしく焼き上げる仕上げ
4分経ったらアルミホイルを外し、ピーマンをひっくり返します。肉の面には美味しそうな焼き色が付いていますが、フライパンには肉汁がほとんど流れ出ていません。今度はピーマン側を焼いていきます。ピーマンにもしっかりと焼き色をつけることで、メイラード反応による香ばしい香りと旨味を引き出します。再びアルミホイルを被せて弱めの中火で4分焼き、その後は様子を見ながら1分ずつ、合計約10分間加熱します。最後は少し火を強めてピーマンの水分を飛ばし、シャキッとした食感を残しつつ香ばしく仕上げます。焼き上がっても、肉は一切剥がれることなく、ピーマンと完全に一体化しています。
さっぱり大根おろしで味わう極上の肉汁
焼き上がったピーマンの肉詰めをお皿に盛り付けます。今回はケチャップやソースではなく、大根おろしと醤油でさっぱりといただきます。この肉詰めは、低温調理の効果で内部に驚くほどの肉汁が閉じ込められています。そのため、濃厚なソースを合わせるよりも、大根おろしのさっぱりとした風味が、肉のジューシーな旨味を最大限に引き立ててくれます。一口食べると、閉じ込められていた肉汁が溢れ出し、シャキッとしたピーマンの食感と、タネのふわふわ感、そして肉々しい食感のコントラストが口の中で完璧に調和します。ぜひ、この科学的に裏付けられた「絶対に失敗しないレシピ」をご家庭でも試してみてください。
こじまぽん助【分子調理学研究家】について
こじまぽん助【分子調理学研究家】
登録者 15.6万人 ・ 家庭料理
こじまぽん助氏は、分子調理学研究家・映像作家・声優として活動するマルチクリエイターです。料理レシピでは「すべての工程にはおいしくなる理由がある」という考えのもと、各工程の科学的な理由を丁寧に解説するスタイルが特徴です。著書に『日本一ていねいな定番家ごはん』(ワニブックス)があり、NHK「あさイチ」やフジテレビなど複数のメディアにも出演しています。LUMIX公認クリエイターおよびクックパッドファンタジスタ・アンバサダー2026としても活動しており、食品メーカーや官公庁を含む多数のクライアントへの映像制作実績も持ちます。
※YouTubeチャンネルに遷移します
※チャンネル登録者数は記事の作成時点の数字で、最新の数値とは乖離がある場合があります。