Recipe
【シェフのドルチェ】いちごのティラミス
Ingredients
- いちご1パック(250~300g)
- マスカルポーネ200g
- 生クリーム150ml
- 砂糖40g
- ビスケット(サヴォイアルディ)またはカステラ適量
- レモン果汁1/2個分
- ミント少量(飾り用)
- エディブルフラワー(アリッサム)少量
- 粉糖少量
「いちごのティラミス」とは
リストランテアクアパッツァのシェフが教える、卵やゼラチン不要の簡単いちごのティラミス。マスカルポーネと生クリームを合わせた濃厚なクリームと、いちごを弱火で煮詰めたシロップがビスケットに染み込み、エスプレッソの代わりにいちごの甘酸っぱさが活躍。粉糖とエディブルフラワーで仕上げた、見た目も美しいドルチェです。
「いちごのティラミス」を美味しく作るコツ
-
下準備
- マスカルポーネは必ず事前に室温に戻し、ゴムベラでしっかり練って柔らかくしておくことが重要
-
火加減
- いちごのシロップ煮は弱火でゆっくり加熱し、水分を引き出すようにじわじわと火を通す
-
混ぜ方
- 生クリームをマスカルポーネに加える際は混ぜすぎず、手早く優しく混ぜ合わせて分離を防ぐ
-
組み立て
- ビスケットに染み込ませるシロップは、完全に浸さずところどころに固い食感が残る程度にするのが食感のアクセント
-
味付け
- いちごのシロップ煮にレモン汁を加えることで甘酸っぱさが引き立ち、通常のティラミスのエスプレッソの役割を果たす
「いちごのティラミス」の材料
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- いちご1パック(250~300g)
- マスカルポーネ200g
- 生クリーム150ml
- 砂糖40g
- ビスケット(サヴォイアルディ)またはカステラ適量
- レモン果汁1/2個分
- ミント少量(飾り用)
- エディブルフラワー(アリッサム)少量
- 粉糖少量
「いちごのティラミス」の作り方・手順
- 1
いちごの準備とシロップ煮の作成
いちごのヘタを取り除き、シロップ煮用に縦4等分、横半分ほどの小さめサイズにカット。鍋にカットしたいちごと砂糖を入れ、弱火でゆっくり加熱して水分を引き出す。火が通ったらレモン汁を加えてひと煮立ちさせ、ボウルに移して氷水で冷やす。
- 2
生クリームの泡立て
氷水に当てたボウルで生クリームに砂糖を加え、泡立て器で8~9分立てになるまでしっかり泡立てる。
- 3
マスカルポーネの準備
室温に戻したマスカルポーネをゴムベラでしっかり練って柔らかくしておく。
- 4
クリームの合わせ
泡立てた生クリームをマスカルポーネのボウルに少しずつ加える。最初はゴムベラでさっくり合わせ、途中から泡立て器に持ち替えて全体を均一に混ぜ合わせる。混ぜすぎないよう注意する。
- 5
いちごのスライス
飾り用のいちごを縦スライスと横スライスの両方にカットして用意する。
- 6
ティラミスの組み立て(1層目)
器の底にサヴォイアルディ(ビスケット)を隙間なく敷き詰める。冷やしておいたいちごのシロップ煮を汁ごとたっぷり回しかけ、ビスケットにところどころ固い食感が残る程度に染み込ませる。その上に特製クリームの半量を乗せて平らに伸ばす。
- 7
ティラミスの組み立て(2層目)
再びサヴォイアルディ、いちごのシロップ煮、残りのクリームの順に重ねる。表面を綺麗に整える。
- 8
デコレーション
スライスしたいちごをクリームの上に隙間なく美しく並べる。その上に白いアリッサムとミントの葉を散らす。最後に茶こしを使って粉糖を雪のようにふんわりと全体にふりかける。
料理の科学
いちごやレモン果汁に含まれる有機酸(酸味)と、マスカルポーネや生クリーム、砂糖の豊かな甘味と脂質が組み合わさることで、五味のバランスが整い、濃厚でありながらさっぱりとした味わいになります。また、レモン果汁によるpHの低下(酸性化)は、乳製品のたんぱく質を緩やかに凝集させ、クリームに適度なとろみと保水性を与えて口当たりをなめらかにする効果もあります。
「いちごのティラミス」の詳しい解説
※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。
お家で手軽に楽しむいちごのティラミス
今回ご紹介するのは、春の季節にぴったりのいちごのティラミスです。お店で提供しているカワイシェフ考案の本格的なドルチェとは異なり、お家で誰でも簡単に作れていちごを存分に楽しめるレシピとなっています。以前の動画では卵黄を使ったザバイオーネを立てて本格的に作りましたが、今回はその工程を省き、口当たりの良い生クリームとマスカルポーネのシンプルな組み合わせで仕上げていきます。用意する材料は、主役のいちご、マスカルポーネ、生クリーム、砂糖、そしてエスプレッソを染み込ませる代わりに使用する市販のビスケット(サヴォイアルディ)やカステラ、酸味を加えるレモン果汁、飾り用のミントなどです。手軽でありながら、まるでお店のような贅沢な味わいを目指します。
いちごのカットと昔懐かしい食べ方の雑談
まずはいちごの下準備から始めます。今回は2パック用意していますが、分量は大体で大丈夫です。まずはシロップ煮(ジャム)にするためのいちごのヘタを取り、カットしていきます。調理中、日高シェフが濱田さんに「家でいちごはどうやって食べる?」と尋ねると、濱田さんは「そのまま食べることが多いですが、今は子どもが全部食べてしまって自分には回ってこないです」と笑いながら答え、和やかな雰囲気に包まれます。日高シェフは「僕らが子どもの頃のいちごは酸っぱかったから、砂糖をまぶしたり、コンデンスミルク(練乳)をかけたり、専用のいちご用スプーンで潰して食べるのが本当に楽しみだった」と昔を懐かしそうに振り返ります。そんな昔ながらのいちごの美味しい食べ方を紹介した過去動画についても触れながら、楽しそうに作業を進めます。
エスプレッソの代わりとなるシロップ煮
ジャム用(火を入れる分)のいちごは、縦に4等分、横に半分ほどの小さめのサイズにカットします。カットしたいちごを鍋に入れ、そこに砂糖を加えます。砂糖をまぶして少し置くだけでも水分が出てきますが、これを弱火にかけてゆっくりと汗をかかせるように火を通していきます。いちごからじわじわと水分が引き出され、美味しそうなシロップになっていきます。火が通ったら、仕上げにレモン汁(1/2個分)を加えてさっとひと煮立ちさせます。このいちごから出た甘酸っぱい水分が、通常のティラミスでいう濃いエスプレッソの役割を果たし、土台のビスケットにしっかりと染み込ませるための重要なシロップになります。煮上がったいちごはボウルに移し、氷水に当ててしっかりと冷やしておきます。
生クリームの泡立てと日高シェフの思い出
次にクリームの準備に入ります。日高シェフが氷水に当てたボウルで生クリームを泡立てる間、濱田さんには室温に戻しておいたマスカルポーネをゴムベラで柔らかく練ってもらいます。泡立ての最中、日高シェフは「子どもの頃の憧れといえば、やっぱりいちごのショートケーキだった。買ってきてもらうと本当に嬉しかったなぁ」と語ります。さらに大人になってからは、パイ生地にいちごが挟まれたナポレオンパイを食べることに大きな喜びを感じていたエピソードを明かし、今でもいちごのショートケーキは特別な存在であると語ります。そんな思い出話に花を咲かせながら、生クリームに砂糖を加え、泡立て器を使って一気に8〜9分立てまでしっかりと泡立てていきます。
マスカルポーネと生クリームの極上クリーム
泡立てた生クリームを、柔らかく練っておいたマスカルポーネのボウルに少しずつ加えていきます。最初はゴムベラでさっくりと合わせ、途中から泡立て器に持ち替えて全体を均一に混ぜ合わせます。ここで混ぜすぎてしまうと、生クリームが分離してボソボソになってしまうため、手早く優しく混ぜ合わせるのがプロのコツです。日高シェフからは「マスカルポーネが冷たくて固い状態だと綺麗に混ざらないので、必ず事前に室温に戻しておき、しっかりと練って柔らかくしておくことがとても重要」という失敗しないためのポイントが伝えられます。これで、なめらかでコクがあり、ほんのり甘いティラミス用の特製クリームが完成しました。
サヴォイアルディとジャムを重ねる組み立て
続いて、飾り用のいちごをスライスします。縦スライスと横スライスのどちらが良いか濱田さんに尋ねると「縦です!」と即答されますが、日高シェフは「両方混ぜようか」と笑いながら提案し、両方のカットを用意することに。組み立てには、市販のサヴォイアルディ(ビスケット)を使用します。器の底に隙間なく敷き詰め、その上から先ほど冷やしておいたいちごのシロップ煮を汁ごとたっぷりと回しかけます。通常のティラミスのように全体を完全に浸すのではなく、ところどころにビスケットの固い食感が残る程度に染み込ませるのが、食感のアクセアクセントになって美味しいそうです。その上に特製クリームの半量を乗せて平らに伸ばし、さらにその上に再びビスケット、いちごジャム、残りのクリームの順に美しく重ねていきます。
エディブルフラワーと粉糖で華やかに
2層に重ねたクリームの表面を綺麗に整えたら、いよいよ仕上げのデコレーションです。先ほどスライスしたいちごを、クリームの上に隙間なく美しく並べていきます。赤いいちごが一面に並んだだけでも十分に華やかですが、今回はさらに特別な演出として、食用花のエディブルフラワーである白いアリッサムと、小さなミントの葉を散らしていきます。アリッサムはカワイシェフもお気に入りのアイテムで、デザートに添えるだけで一気に可愛らしさとプロっぽさが引き立ちます。最後に、茶こしを使って粉糖を雪のようにふんわりと全体にふりかけます。赤、白、緑のコントラストが美しく、まるで雪が積もったいちご畑のような、目にも鮮やかないちごのティラミスが完成しました。
濃厚な味わいとフルーツアレンジの提案
完成したティラミスを大きめのスプーンでざっくりとすくい、お皿に取り分けて試食します。一口食べた濱田さんは「美味しいですね!マスカルポーネが良い仕事をしていてすごく濃厚で、お家で作ったとは思えないほど安っぽくならない贅沢な味です」と大絶賛。日高シェフも「中のいちごを生にするか火を入れるか迷ったけれど、翔希(濱田さん)の提案通りに火を入れて大正解だったね。水分が程よく出て、いちごの甘酸っぱさがクリーム全体にまとわりついて本当に美味しい」と満足げに微笑みます。このレシピは非常にシンプルなので、いちごの代わりにキウイや桃など、季節の他の果物を使っても美味しく応用できるとのこと。お家での特別なデザートとして、ぜひ皆さんも試してみてください。
日高良実のACQUAPAZZAチャンネルについて
日高良実のACQUAPAZZAチャンネル
登録者 18.4万人 ・ イタリアン
日高良実氏は1957年神戸生まれのイタリア料理シェフで、1990年に東京西麻布にイタリアンレストラン「ACQUA PAZZA」をオープンしました。イタリアで3年間・14軒にわたる修行を経て郷土料理の魅力を実感し、日本における本格イタリア料理の普及に取り組んできました。2022年には厚生労働省認可「現代の名工」に選出されています。現在は東京南青山の「アクアパッツァ」と神奈川県横須賀市の「アクアマーレ」を運営しており、YouTubeチャンネルでは日本の旬の食材を使ったイタリア料理を発信しています。
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