Recipe
【シェフの前菜料理】パンと魚介の贅沢サラダ!焼きトウモロコシとスルメイカのパンツァネッラ
Ingredients
- スルメイカ2杯(250~300g)
- トウモロコシ2本
- バゲット120g
- ミニトマト12個
- 紫玉ねぎ1/4個
- ケッパー大さじ1
- イタリアンパセリ1パック
- レモン1個
- EXVオリーブオイル大さじ4~5(調味料用)、少量(パン焼き用)
- 赤ワインビネガー大さじ2~3
- 塩適量
- からすみ適量(仕上げ用)
- 黒胡椒適量(仕上げ用)
「焼きトウモロコシとスルメイカのパンツァネッラ」とは
パンツァネッラはトスカーナの伝統的なサラダで、バゲットを軽く焼いてカリカリにし、焼きトウモロコシとスルメイカを組み合わせた夏の前菜です。パンを表面だけ焼いて中の柔らかさを残すことで、ドレッシングと具材の旨味を吸いながら食感を保つのが特徴。赤ワインビネガーとレモンの酸味、からすみの塩辛さが全体を引き締めます。
「焼きトウモロコシとスルメイカのパンツァネッラ」を美味しく作るコツ
-
パンの焼き加減
- バゲットは焦がさないように注意し、表面だけに軽く焼き色がつく程度に仕上げる
- 中の柔らかさを残すことでドレッシングの旨味を吸いやすくなり、食感も保たれる
-
イカの火入れ
- 強火で短時間に一気に炒める
- 中途半端な火加減だと硬くなるため、素早く仕上げることが最大のコツ
-
味付けのコツ
- レモン果汁に加えて皮もすりおろして爽やかな香りを引き立てる
- 最後に赤ワインビネガーを足して酸味を効かせ、全体の味を引き締める
-
具材の準備
- トマトは軽く潰すように混ぜることで果汁がパンに染み込みやすくなる
- 焼きトウモロコシは包丁で実を削ぎ落とし、手で粗めにほぐす
「焼きトウモロコシとスルメイカのパンツァネッラ」の材料
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「焼きトウモロコシとスルメイカのパンツァネッラ」の作り方・手順
- 1
バゲットを一口大にカットし、EXVオリーブオイルを引いたフライパンで表面に軽く焼き色がつく程度に焼く(焦がさないよう注意)
- 2
焼いたパンを粗めにほぐしながらボウルに入れる
- 3
紫玉ねぎを薄くスライスし、ミニトマトを半分にカットする
- 4
焼きトウモロコシを包丁で実を削ぎ落とし、パンが入ったボウルに加えて手で粗めにほぐす
- 5
スルメイカを中と目玉、くちばし、吸盤などを取り除き、胴体は輪切りに、ゲソは適当な大きさにカットする
- 6
EXVオリーブオイルを熱したフライパンでイカを強火で短時間に一気に炒め、塩を振って味を引き締める
- 7
熱々のイカをパンとトウモロコシが入ったボウルに加える
- 8
スライスした紫玉ねぎとカットしたミニトマト、ケッパーをボウルに加える
- 9
トマトを軽く潰すように混ぜながら、EXVオリーブオイルをたっぷり回しかける
- 10
レモン果汁と皮のすりおろしを加え、イタリアンパセリのみじん切りを混ぜる
- 11
全体をよく混ぜ合わせ、赤ワインビネガーで酸味を足して味を引き締める
- 12
お皿にこんもりと盛り付け、からすみのパウダーをたっぷり振りかけ、黒胡椒を挽いて完成
料理の科学
トマトのグルタミン酸と、イカやからすみの核酸系・アミノ酸系うま味成分が合わさることで、強力なうま味の相乗効果が生まれます。また、バゲットやトウモロコシの焼き目によるメイラード反応の香ばしさと、レモンや赤ワインビネガーの酸味が加わることで、五味のバランスが整います。イカを強火で短時間加熱し、水分を保ちつつタンパク質の硬化を防ぐ点も科学的に理にかなっています。
「焼きトウモロコシとスルメイカのパンツァネッラ」の詳しい解説
※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。
パンツァネッラの紹介と今回のコンセプト
イタリア・トスカーナ州の伝統料理であるパンツァネッラは、もともと古くなって残ったパンを有効活用するためのサラダです。2020年に公開した初期の動画では、パンを水に浸して水気を絞る伝統的な方法で作りましたが、今回はパンをカリカリに焼いて旨味を吸わせる別のアプローチに挑戦します。組み合わせる具材には、前々回の動画で登場した香ばしい焼きトウモロコシと、新鮮なスルメイカを選びました。夏の料理なので、カリカリに焼いたパンと季節の食材を組み合わせるのが基本です。イカに限らず、お好みの魚介や肉類を合わせても美味しく仕上がります。
パンのカットと絶妙な焼き加減のコツ
まずは主役となるバゲットを一口大の大きさにカットしていきます。フライパンを火にかけ、ほんの少しのEXVオリーブオイルを引いてから、カットしたパンを投入します。ここでのポイントは、パンを「焼く」というよりも「乾燥させる」イメージで火を入れることです。全体に軽く焼き色がつく程度で十分なので、焦がさないように注意しながらフライパンを揺すって全体に熱を通します。この絶妙な焼き加減が、後ほどドレッシングや具材の旨味を吸い込みつつ、心地よい食感を残すための重要な土台となります。
夏の恵み!トウモロコシと野菜の準備
続いて、サラダに彩りと味わいを添える野菜の下準備に移ります。トスカーナのパンツァネッラに欠かせない紫玉ねぎは、サラダ用として生で食べるため、薄くスライスします。ミニトマトは旨味を引き出しやすくするために半分にカット。そして、主役級の存在感を放つ焼きトウモロコシは、包丁で実を削ぎ落とします。最近のトウモロコシはどれも非常に甘くてジューシーで、様々な料理に大活躍します。削ぎ落としたトウモロコシは、先ほど軽く焼いてボウルに入れておいたパンの中に加え、手で粗めにほぐしておきます。
スルメイカの素早い火入れと下処理
今回のメイン魚介であるスルメイカは、あらかじめ中を掃除しておいたものを使用します。目玉やくちばし、ゲソの長い吸盤などを丁寧に取り除き、胴体は食べやすい輪切りに、ゲソも適当な大きさにカットします。フライパンにEXVオリーブオイルを熱し、強火で一気にさっと炒めます。イカは中途半端に火を通すと硬くなってしまうため、強火で短時間で仕上げるのが最大のコツです。全体に軽く火が通ったら、塩を振って味を引き締め、熱々の状態のままパンとトウモロコシが入ったボウルに加えます。
旨味と酸味を重ねるこだわりの味付け
すべての具材がボウルに揃ったら、一気に味付けをしていきます。カットしたミニトマト、紫玉ねぎ、そして独特の酸味と塩気を持つケッパーを加えます。トマトは軽く潰すように混ぜることで、果汁がパンに染み込みやすくなります。ここにEXVオリーブオイルをたっぷりと回しかけ、レモンの絞り汁を加えます。さらに、レモンの皮もすりおろして加えることで、爽やかな香りが一気に引き立ちます。仕上げにイタリアンパセリのみじん切りを加えて全体をよく混ぜ合わせます。味見をして、さらに味を引き締めるために赤ワインビネガーを少し足すのがシェフのこだわりです。
イカの絵皿に美しく盛り付けて完成へ
盛り付けには、シェフお気に入りの「ガラテア」シリーズのお皿を使用します。このお皿には空想上の動物が描かれており、イカをアレンジしたようなユニークな絵柄になっているため、魚介料理、特にイカを使った料理を出す際にぴったりです。お皿の中央に、旨味をたっぷり吸い込んだサラダをこんもりと盛り付けます。トウモロコシの黄色が美しいアクセントになります。仕上げに、贅沢な旨味をプラスするためにポッタルガ(からすみ)のパウダーをたっぷりと振りかけ、仕上げに黒胡椒を挽いて、見た目も華やかな一皿が完成しました。
贅沢な試食タイムとパンが主役の理由
試食にはスタッフのセキグチさんとカサハラさんが登場。カサハラさんは「焼きトウモロコシの香ばしさと甘み、イカとからすみの旨味が合わさって、ものすごい贅沢感がある」と大絶賛。パンツァネッラを初めて食べるセキグチさんも「色々な食感があって本当に美味しい」と感動していました。シェフは、途中で赤ワインビネガーを足して酸味を効かせたことで、全体の味が劇的に引き締まったと解説。また、パンをクルトンのようにカリカリに固くしすぎず、表面だけを焼いて中は柔らかさを残したことで、旨味を吸いながらも絶妙な食感が残る「パンが主役のサラダ」に仕上がったと、ヨシザワさんの焼き技術を称賛しました。
日高良実のACQUAPAZZAチャンネルについて
日高良実のACQUAPAZZAチャンネル
登録者 18.4万人 ・ イタリアン
日高良実氏は1957年神戸生まれのイタリア料理シェフで、1990年に東京西麻布にイタリアンレストラン「ACQUA PAZZA」をオープンしました。イタリアで3年間・14軒にわたる修行を経て郷土料理の魅力を実感し、日本における本格イタリア料理の普及に取り組んできました。2022年には厚生労働省認可「現代の名工」に選出されています。現在は東京南青山の「アクアパッツァ」と神奈川県横須賀市の「アクアマーレ」を運営しており、YouTubeチャンネルでは日本の旬の食材を使ったイタリア料理を発信しています。
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