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サーモンリエット|2つのサーモンが織りなす贅沢リエット

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Ingredients

フレッシュサーモンとスモークサーモンの2つを組み合わせた、フランスの伝統的な保存食リエットです。香味野菜とハーブで加熱したサーモンをほぐし、脂ののったスモークサーモンを混ぜることで、滑らかで濃厚な食感に仕上げます。ディルやケッパーで香り高く味付けし、焼きバゲットに塗って食べる贅沢なおもてなし料理です。

  • 加熱時間
    • サーモンは弱火で約2分間加熱することで、内部がソフトに仕上がり、フォークで簡単にほぐせるようになります
  • 冷却方法
    • 加熱後のサーモンは温かい煮汁と香味野菜で覆い、常温で約30分かけて自然に冷ますことで、ハーブと野菜の風味が染み込みます
  • 食感の調整
    • 加熱サーモンだけではパサつきやすいため、脂ののったスモークサーモンを加えることで舌触りが劇的に改善されます
  • 味付けのバランス
    • 塩味はサーモン自体の塩気と調味料で十分なため、塩は加えず、レモン汁と酢漬けケッパーで酸味と食感のアクセントをつけます
  • パンの準備
    • バゲットを2〜3cm厚さにスライスし、こんがりときつね色になるまでトースターで焼くことで、リエットの滑らかさとのコントラストが生まれます
18点

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  1. 1

    フライパンに水200mlを注ぎ、ディルの茎3本、レモンの皮1切、ローリエ1枚を加える

  2. 2

    生食用サーモン2切れ(約250g)と冷凍香味野菜を加える

  3. 3

    塩ひとつまみと粒胡椒を振り、火にかけて沸騰させたら火を弱める

  4. 4

    弱火で約2分加熱してサーモンをひっくり返す

  5. 5

    加熱したサーモンをバットに移し、温かい煮汁と香味野菜で覆う

  6. 6

    常温で約30分かけて自然に冷ます

  7. 7

    冷めたサーモンを取り出し、皮、骨、血合いを丁寧に取り除く

  8. 8

    ボウルに移したサーモンをフォークの背でほぐしてフレーク状にする

  9. 9

    スモークサーモン120gを細かく刻み、ボウルに加えて混ぜ合わせる

  10. 10

    ディル3茎分をみじん切りにして加える

  11. 11

    お好みでイタリアンパセリをみじん切りにして加える

  12. 12

    酢漬けケッパー大さじ1を粗めに刻んで加える

  13. 13

    マヨネーズ大さじ2、ヨーグルト大さじ3、レモン汁2分の1個分、オリーブオイル大さじ1、黒胡椒適量を加える

  14. 14

    ゴムベラで全体が均一になるようにしっかり混ぜ合わせる

  15. 15

    バゲットを2〜3cm厚さにスライスする

  16. 16

    スライスしたバゲットをトースターの網に並べ、こんがりときつね色になるまで焼く

  17. 17

    リエットを保存容器に移し、容器をふきんの上で軽く落としてトントン叩き、空気を抜く

  18. 18

    フタをして冷蔵庫で十分に冷やす

  19. 19

    冷えたリエットを焼きバゲットに塗って召し上がる

この料理が美味しくなる理由

サーモンを弱火で加熱し余熱でゆっくり冷ますことで、たんぱく質の急激な凝固を防ぎ、しっとり柔らかな食感を保ちます。また、レモン汁やヨーグルトの酸(pH)が魚の生臭さを抑えるとともに、サーモンの豊かな脂質(旨味・甘味)に酸味や塩味が加わることで、五味のバランスが整い、飽きのこない奥深い味わいになります。

温度帯・加熱反応pH・酸性度の役割五味・六味のバランス

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※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。

サーモンリエットの魅力と伝統

今回ご紹介するのは、フレッシュサーモンとスモークサーモンの2つを組み合わせた贅沢なサーモンリエットです。リエットという料理はあまり聞き慣れないかもしれませんが、フランスの伝統的な保存食です。お肉や魚を長時間じっくりと煮て、繊維をほぐし、その煮汁や脂肪で固めて作られます。今回は、生のサーモンが持つ甘い美味しさと、スモークサーモンの奥行きのある味わいを合体させることで、お互いの良さを引き立て合う素晴らしい仕上がりになります。焼き立てのパンに塗って食べるのはもちろん、冷たく冷やした茹で野菜にのせて食べるのも非常におすすめです。おもてなしや特別な日のアペリティフにもぴったりな、シェフこだわりの一品をぜひ最後までご覧ください。

香味野菜とハーブでサーモンを加熱

まずはフレークにするためのサーモンを加熱していきます。フライパンに水を200ml注ぎ入れ、そこにディルの茎を3本、レモンの皮を1切、そしてローリエを1枚加えます。レモンの皮の代わりにパセリの茎やオレンジの皮を使っても構いません。ここに生食用のサーモンを2切れ(約250g)入れます。この段階では骨や皮が付いていても大丈夫です。さらに、冷凍しておいた玉ねぎ、にんじん、セロリの皮などの香味野菜(くず野菜)を加えます。くず野菜がなければ、にんじんや玉ねぎの切れ端を薄く切って入れてください。動画内では入れ忘れてしまいましたが、ここで塩をひとつまみ(小さじ5分の1)と胡椒(あれば粒胡椒を潰したもの)を加えて火にかけます。沸騰したら火を弱め、サーモンをひっくり返して弱火で約2分加熱します。

しっとり仕上げる冷却とほぐし

弱火で2分ほど加熱したら、サーモンを一度バットなどの容器に移します。ここで重要なポイントは、サーモンの表面が乾燥しないように、温かい煮汁と香味野菜を上からかけて覆っておくことです。この状態のまま常温で自然に冷ましていきます。こうすることで、野菜やハーブの豊かな風味がサーモンにどんどん染み込んでいき、より美味しく仕上がります。約30分おいて十分に冷めたら、サーモンだけを取り出します。指やトングを使って、皮、骨、血合いなどを丁寧に取り除いていきましょう。多少残っていても問題ありません。下処理が終わったらサーモンをボウルに移し、フォークの背などを使って細かくほぐしてフレーク状にしていきます。ソフトに火が入っているため、簡単にほぐすことができます。

スモークサーモンで極上の食感に

続いて、もう一つの主役であるスモークサーモンを120g用意します。スモークサーモンは製品によって色合いや風味が様々ですが、お好みのものを使ってください。今回は細かくカットして混ぜ込んでしまうため、きれいなスライスのものでなくても、リーズナブルな切り落としの部位で十分に美味しく作ることができます。スモークサーモンをまな板の上でざっくりと細かく刻んだら、先ほどほぐしたフレッシュサーモンのボウルに加えて混ぜ合わせます。加熱したサーモンだけだとどうしてもパサつきやすいのですが、脂ののったスモークサーモンを加えることで、全体の舌触りが劇的に滑らかになります。この2種類の異なるサーモンが織りなす、極上の食感と豊かな味わいのコントラストをぜひ想像してみてください。

ハーブと調味料で仕上げる贅沢な味

ここからは楽しい味付けの工程に入ります。スモークサーモンと最も相性が良いハーブであるディルを3茎分、細かく刻んで加えます。さらに、お好みでイタリアンパセリも細かく刻んで加えることで、爽やかな風味がプラスされます。次に、酸味と食感のアクセントとして、酢漬けのケッパーを大さじ1杯分、粗めに刻んでボウルに加えます。ここから仕上げの調味料を加えていきます。マヨネーズを大さじ2、ヨーグルトを大さじ3、絞りたてのレモン汁を2分の1個分、オリーブオイルを大さじ1、そして胡椒を適量振り入れます。これらをゴムベラなどで全体が均一になるようにしっかりと混ぜ合わせます。塩味はレモン汁やマヨネーズ、サーモン自体の塩気で十分ですが、足りなければお好みで調整してください。

バゲットをこんがりトーストする

リエットが完成したら、一緒に楽しむためのパンを準備します。今回はバゲットを使用しますが、お好みでフランスパンや食パンでも美味しくいただけます。バゲットをだいたい2〜3cmの厚さにスライスしていきます。スライスしたバゲットをトースターの網の上に並べ、表面がこんがりときれいなきつね色になるまでしっかりと焼き上げます。リエットの滑らかな食感に対して、カリッと香ばしく焼いたバゲットのサクサクとした食感が加わることで、一口食べたときの美味しさが何倍にも膨らみます。リエットを保存容器に移した後は、ふきんなどの上に容器を軽く落としてトントンと叩き、中の空気を抜いておきましょう。その後、フタをして冷蔵庫でしっかりと冷やしておきます。

冷蔵庫での保存と美味しい楽しみ方

冷蔵庫で十分に冷やしたサーモンリエットは、味が落ち着いてさらに美味しくなっています。このリエットは、カナッペやブルスケッタのように、先ほどこんがりと焼いたバゲットにたっぷりと塗って召し上がってください。一口食べると、バゲットのカリッとした食感の後に、サーモンの濃厚な旨味とハーブの爽やかな香りが口いっぱいに広がります。お好みでピクルスやオリーブを添えると、見た目も華やかになり、ワインが進む最高のおつまみになります。このリエットは、フタ付きの保存容器に入れて冷蔵庫で保管すれば、4〜5日は日持ちしますので、常備菜としても非常に便利です。手軽に作れて贅沢な気分を味わえる本格フレンチの味を、ぜひご家庭で試してみてください。

Grand Chef MATSUO  松尾幸造

Grand Chef MATSUO 松尾幸造

登録者 72.3万人 ・ フレンチ/家庭料理

「Grand Chef MATSUO 松尾幸造」は、フレンチレストラン「シェ松尾」の元オーナーシェフ・松尾幸造氏によるYouTubeチャンネルです。松尾氏は1948年生まれで、国内のホテル・レストラン勤務後にスイスのホテル学校へ留学し、ヨーロッパの一流ホテルやレストランで経験を積みました。1980年に東京・渋谷区松涛に一軒家レストラン「シェ松尾」を開店し、2019年に会長を引退。2021年よりYouTubeチャンネルを開設し、ヨーロッパとアジアの食文化を融合させた家庭向け料理レシピを配信しています。

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