Recipe
【もう外食出来ない!】自宅で本場感あるアマトリチャーナ風スパゲッティ #パスタ #スパゲッティ #トマトソースパスタ
Ingredients
- スパゲッティ(ディチェコ1.9mm)100g
- 水1.5L
- 塩12g
- 自家製パンチェッタ80g
- 粗挽き黒胡椒1g(茹で時間用0.5g、仕上げ用)
- 唐辛子適量
- ペコリーノ・ロマーノ15g
- トマトソース120g
- 水(カルキ抜きまたはミネラルウォーター)約30ml
- パスタ茹で汁少量
「スパゲッティ・アマトリチャーナ」とは
イタリア・ラツィオ州アマトリーチェ発祥の伝統的なローマパスタ。自家製パンチェッタの脂を引き出し、トマトソースの酸味とペコリーノ・ロマーノのコクで調和させる。素材の扱い方と温度管理が味の鍵。グリーチャにトマトを加えた料理で、豚の脂が主役。
元料理人・現数学講師のイタリアン料理教室【はるです。】のご紹介 →
タイムスタンプ
「スパゲッティ・アマトリチャーナ」を美味しく作るコツ
-
下準備
- 自家製パンチェッタを用意する
- ベーコンではなくパンチェッタを使うことで本場の燻製香を避ける
-
火加減
- 冷たいフライパンにパンチェッタを入れ、必ず弱火でじっくり加熱して脂を引き出す
- 中火以上では脂が十分に引き出せない
-
火加減
- パスタをフライパンに入れたらすぐに火を止め、30秒~1分空気を含ませるように煽って温度を下げる
- これでチーズのダマ化を防ぐ
-
塩分設計
- 茹で湯1.5Lに対し塩12g(約0.8%)
- トマトソースの甘みとのバランスを考慮し、グリーチャより塩分を強めに設定
-
火加減
- トマトソースは煮込みすぎず、フレッシュな酸味を残す
- パンチェッタの脂と乳化させ、重くならないように調整
-
味付け
- チーズは火が通ったフライパンに入れず、温度を下げてから加えることで滑らかに乳化させる
-
茹で加減
- ディチェコ1.9mmの標準茹で時間12分から10分30秒で引き上げ
- フライパンでの和え時間を考慮して計算
「スパゲッティ・アマトリチャーナ」の材料
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- スパゲッティ(ディチェコ1.9mm)100g
- 水1.5L
- 塩12g
- 自家製パンチェッタ80g
- 粗挽き黒胡椒1g(茹で時間用0.5g、仕上げ用)
- 唐辛子適量
- ペコリーノ・ロマーノ15g
- トマトソース120g
- 水(カルキ抜きまたはミネラルウォーター)約30ml
- パスタ茹で汁少量
「スパゲッティ・アマトリチャーナ」の作り方・手順
- 1
冷たいアルミパンに自家製パンチェッタを入れ、弱火でじっくり加熱して脂を引き出す
- 2
パンチェッタがカリカリになってきたら、種を除いた唐辛子を加えて脂に香りと辛味を移す
- 3
1.5Lの水に塩12gを加えて沸騰させ、スパゲッティを入れる
- 4
唐辛子の香りが十分に移ったら取り除き、トマトソース120gを加える
- 5
ボウルに残ったソースをカルキ抜きした水で洗い落としてフライパンに加える
- 6
粗挽き黒胡椒0.5gを加え、中火から強めの中火で水分を飛ばしながらパンチェッタの脂とトマトソースを乳化させる
- 7
スパゲッティが10分30秒で茹で上がったら、少し水分を残す程度に湯切りする
- 8
フライパンにパスタを入れたらすぐに火を止める
- 9
30秒~1分、空気を含ませるように煽ってフライパン全体の温度を下げる
- 10
すりおろしたペコリーノ・ロマーノ15gを加える
- 11
パスタ茹で汁を少しずつ加えながら全体を滑らかに和えて乳化させる
- 12
温めたお皿に素早く盛り付け、残りの粗挽き黒胡椒を振って完成
料理の科学
パンチェッタのイノシン酸と、トマトやペコリーノ・ロマーノに含まれるグルタミン酸が合わさることで、うま味の相乗効果が生まれます。また、弱火でじっくり加熱して引き出したパンチェッタの脂とトマトソース、パスタの茹で汁を乳化させることで、口当たりが滑らかになり、コクと旨味が一体化します。さらに、トマトの酸味や唐辛子の辛味が加わることで、味全体のバランスが整います。
「スパゲッティ・アマトリチャーナ」の詳しい解説
※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。
アマトリチャーナの歴史と魅力
今回はローマ料理の代表格であるスパゲッティ・アマトリチャーナをご紹介します。この料理はイタリア・ラツィオ州のアマトリーチェという街が発祥とされる伝統的なパスタです。ローマではカチョ・エ・ペペやグリーチャ、そしてカルボナーラと並ぶ非常に定番のメニューとなっています。実はアマトリチャーナは、前回作ったトマトを使わないパスタであるグリーチャにトマトソースを加えたものがベースになっていると言われています。ただのトマトソースパスタと思われがちですが、素材の扱い方ひとつで味が劇的に変わる奥深い料理なのです。元料理人で数学講師のはるが、ロジカルにその魅力と作り方を解説していきます。
本場の素材と日本での代用
アマトリチャーナで最も重要な材料は、豚のほほ肉の塩漬けであるグアンチャーレです。日本では手に入りにくいためベーコンで代用されることが多いですが、本場では全くの別物。ベーコンは燻製香が強すぎるため、代用するなら燻製香のないパンチェッタがおすすめです。今回は自家製のパンチェッタを使用します。チーズは羊の乳から作られるペコリーノ・ロマーノを使います。塩気が非常に強いので、パスタを茹でる際の塩分計算が重要になります。トマトソースはフレッシュ感を残すために煮込みすぎないのがコツです。パスタはソースの濃度に負けないよう、太めのディ・チェコ 1.9mmを使用します。本場では芯に穴の開いたブカティーニもよく使われます。
パンチェッタを弱火で炒める極意
調理の第一歩は、冷たいフライパンに自家製パンチェッタを入れ、必ず弱火でじっくりと加熱することです。中火や強火で急いで炒めてしまうと、表面だけが焦げて中に火が通らず、大切な脂が十分に引き出せません。弱火でじっくり温めることで、パンチェッタ自体の脂が溶け出し、これがソースのベースとなる極上の調味料になります。今回はカリカリの「揚げパンチェッタ」のような状態を目指します。脂がしっかり出てきたら、お好みで唐辛子を加えます。今回は辛味を強く出しすぎないよう種を除いて入れ、脂に香りと辛味を移していきます。この豚の脂のコクと旨味を最大限に活かすことが、このパスタの最大のポイントです。
ロジカルな茹で時間と塩分濃度
パスタを茹でるお湯は1.5リットルに対し、塩分濃度約0.8%となる12gの塩を加えます。前回のグリーチャの時よりも塩分を少し強めにしているのは、後から入るトマトソースの甘みや酸味とのバランスを取るためです。使用するパスタはディ・チェコ 1.9mmで、標準の茹で時間は12分ですが、今回は10分30秒で引き上げます。これは、茹で上がった後にアルミパンの中でソースと和える時間を考慮し、パスタが伸びてしまうのを防ぐための計算です。このように、仕上がりの瞬間から逆算して茹で時間をコントロールすることが、家庭でプロの味を再現するためのロジカルな approach となります。
フレッシュ感を残すトマトソース
パンチェッタがカリカリになり、唐辛子の香りが移ったら、一度唐辛子を取り除きます。そこにトマトソース 120gを加えます。ここで重要なのは、ソースを「煮込みすぎない」ことです。アマトリチャーナは、豚の脂の旨味とトマトのフレッシュな酸味の調和が命です。煮込みすぎるとソースが重くなり、トマトの爽やかな酸味が飛んでしまいます。ボウルに残ったソースも、いつものようにカルキ抜きした水(またはミネラルウォーター)で綺麗に洗い落としてフライパンに加えます。さらに胡椒 0.5gを加えて香りを引き立てます。中火から強めの中火で、余分な水分を飛ばしながら、パンチェッタの脂とトマトソースを優しく乳化させていきます。
チーズをダマにしない温度管理
茹で上がったパスタをフライパンに移す際、湯切りは少し甘め(水分を残す程度)で行います。そして、ここが最も重要なプロのテクニックですが、パスタを入れたらすぐに火を止めます。フライパンが熱すぎる状態でチーズを入れてしまうと、チーズのタンパク質が凝固してダマになってしまいます。火を消した状態で、パスタとソースを絡めながら30秒から1分ほど空気を含ませるように煽り、アルミパン全体の温度を一度下げてあげてください。この「温度を下げる」工程を挟むことで、この後加えるチーズがソースに滑らかに溶け込み、完璧な一体感を生み出すことができるのです。
ペコリーノで仕上げる極上の乳化
温度が下がったフライパンに、すりおろしたペコリーノ・ロマーノ 15gを加えます。前回のグリーチャよりもチーズの量を減らしているのは、トマトソースの旨味が加わっているため、全体のバランスを重くしすぎないための調整です。チーズを加えたら、パスタの茹で汁を少しずつ加えながら、全体を滑らかに和えていきます。茹で汁を入れすぎると塩辛くなってしまうので、濃度を調整する程度に慎重に加えるのがコツです。ペコリーノの塩気とトマトの酸味、パンチェッタの脂が乳化し、とろりとした極上のソースがパスタに絡みつきます。冷めやすいパスタなので、仕上がったら温めておいたお皿に素早く盛り付け、残りの胡椒を振って完成です。
至高の実食と次回へのステップ
出来上がったアマトリチャーナを一口食べると、豚の脂の甘みと旨味が口いっぱいに広がり、それをトマトソースのフレッシュな酸味とペコリーノのコクが完璧に支えているのが分かります。まさに「もう外食できない」と思わせる本場の味わいです。今回は玉ねぎを入れないシンプルな構成にしましたが、玉ねぎを入れるアレンジなども要望があればサブチャンネルで紹介していきたいと思います。今回のグリーチャ、アマトリチャーナの技法をマスターすれば、次はいよいよパスタの王様カルボナーラへと進むことができます。カルボナーラはさらに奥が深いので、ぜひ今回のポイントをおさらいして楽しみにお待ちください。
元料理人・現数学講師のイタリアン料理教室【はるです。】について
元料理人・現数学講師のイタリアン料理教室【はるです。】
登録者 342人 ・ イタリアン
元料理人でありながら、現在は数学講師としても活動している異色の経歴を持つYouTuber。利き腕に爆弾を抱えるという困難を経験したことを契機に、料理上達のコツやノウハウを発信している。「家でもレストラン以上の味が作れるようになること」をチャンネルのゴールに掲げ、イタリアン料理を基礎から解説している。講師としての経験を活かし、誰でも理解できる丁寧な解説を心がけており、イタリアン編の後は中華・和食・フレンチへの展開も予定している。
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