【何故旨い?】プッタネスカの極意は味覚の関係式 #パスタ #スパゲッティ

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Ingredients


ナポリの伝統的なパスタスパゲッティ・アッラ・プッタネスカは、アンチョビ、ケイパー、オリーブといった塩辛い地中海食材を使う強烈な風味の一皿です。この料理の極意は、甘い風味のバジルを加えることで塩味と酸味を和らげる「味覚の引き算」にあります。パスタの塩分濃度調整や食材の塩抜き・酢抜き、火加減など、科学的・論理的なアプローチで本当に美味しい一品に仕上げるコツを学べます。

  • 下準備
    • オリーブとケイパーは、余分な塩分や酸味を抜くためにカルキ抜きした水に2分間浸して塩抜き・酢抜きをしておく
  • 下準備
    • ニンニクは軽く潰してから芽と皮を取り除きスライスにする
    • 唐辛子は種を除いて半分に割る
  • 下準備
    • 黒オリーブは食べたときに存在感と風味を感じられるよう、やや大きめの輪切りにカットする
  • 火加減
    • 冷たいフライパンにオリーブオイル、ニンニク、唐辛子を入れ、弱火でじっくり加熱してオイルに香りを移す
  • 火加減
    • ニンニクの香りが立ち色づきがまだ浅い段階でアンチョビを加え、オイルに溶かすように潰す
  • 火加減
    • ケイパーとオリーブはトマトソースをクッションにして優しく火を通す
    • これらは香りが命
  • 火加減
    • 茹で時間残り1分のところで茹で汁を加えて水分を調整し、強火で一気に沸騰させてソースを熱々に仕上げる
  • 味付け
    • 甘い風味のバジルを加えることで、塩味と酸味の強いソースをマイルドにする
    • バジルは手のひらで叩いて香りを引き出す
  • 味付け
    • プッタネスカのように塩気の強い食材を多く使う場合、パスタの塩分濃度を通常より少し下げて調整する
    • 塩分濃度は最低0.8%程度に留める
  • 味付け
    • 仕上げに甘みのあるエキストラヴァージンオリーブオイルを加えることで、味わいに深みと調和をもたらす
  • 基礎知識
    • プッタネスカの味の秘密は『塩味(+酸味)-甘味』の加減法
    • 塩辛い食材と甘い食材の対比効果で最適な味覚バランスを実現する
  • 基礎知識
    • クラシックなプッタネスカには本来チーズを入れない
    • 塩気の強い食材が主役なため、トマトソースは縁の下の力持ちとして少なめに使う
12点

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  1. 1

    水1.2Lに塩12gを加え、塩分濃度1%のお湯を沸かす

  2. 2

    ニンニクは軽く潰してから芽と皮を取り除き、スライスにする

  3. 3

    唐辛子は種を除いて半分に割る

  4. 4

    オリーブとケイパーをカルキ抜きした水に2分間浸して塩抜き・酢抜きをする

  5. 5

    黒オリーブを水気を切り、やや大きめの輪切りにカットする

  6. 6

    冷たいフライパンにオリーブオイル、スライスしたニンニク、唐辛子を入れ、弱火でじっくり加熱して香りを移す

  7. 7

    ニンニクの香りが立ち、色づきがまだ浅い段階でアンチョビを加え、オイルに溶かすように潰す

  8. 8

    トマトソース80gとボウルに残ったソースを洗い流すための水30mlを加え、弱めの中火で煮込む

  9. 9

    パスタを沸騰したお湯に入れて茹で始め、同時にソースにケイパーとオリーブを加える

  10. 10

    茹で時間残り1分のところで茹で汁15mlを加えて水分を調整し、強火で一気に沸騰させてソースを熱々に仕上げる

  11. 11

    バジルは手のひらで叩いて香りを引き出してからソースに加える

  12. 12

    茹で上がったパスタをソースに投入して和える

  13. 13

    仕上げに甘みのあるエキストラヴァージンオリーブオイルを2回し加える

この料理が美味しくなる理由

アンチョビのイノシン酸とトマトのグルタミン酸が合わさることで、うま味の相乗効果が生まれます。また、唐辛子の辛味、ケイパーやオリーブの酸味・塩味・苦味、トマトの甘味などが複雑に絡み合い、五味のバランスが整うことで深みのある味わいになります。さらに、弱火でじっくり加熱することで、ニンニクの脂溶性の香気成分をオイルに効率よく移しています。

うま味成分五味・六味のバランス温度帯・加熱反応

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※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。

プッタネスカの概要と名前の由来

元料理人で現数学講師のはる氏が、イタリア・ナポリ周辺発祥の伝統的なパスタ スパゲッティ・アッラ・プッタネスカ を紹介します。オープニングでは花粉症で目がバキバキに痒いという親しみやすい雑談からスタート。「アッラ」は「〜風」、「プッタネスカ」は「娼婦の」という意味を持ちます。その昔、ナポリの娼婦たちが忙しい合間に冷蔵庫に残っていた食材を使って手早く作ったことからこの名がついたという説が有力です。非常にシンプルでありながら、一度食べたら忘れられない強烈な風味が特徴のパスタです。今回は、料理初心者やイタリアン初心者の方でも論理的に理解できるよう、元料理人かつ数学講師としての経験を活かして、味覚のバランスや調理のコツを丁寧に解説していきます。

材料の選定とバジルの科学的役割

使用するパスタは、トマトソース系に相性抜群の ガロファロ 1.5mm です。ソースのベースとなるのは、シンプルなトマトソースに アンチョビケイパーオリーブ を加えたもの。ここで最も重要な役割を果たすのが バジル です。バジルは甘い風味が特徴のハーブですが、これを加えることで「塩味+酸味」の強いプッタネスカの味わいを劇的に変化させます。味覚の対比効果により、甘みを持つバジルがソースの強い塩味と酸味を和らげ、口当たりをマイルドにしてくれるのです。また、ナポリの2大ハーブである オレガノバジル を使い分けるという歴史的な意味合いもあり、前回のマリナーラにはオレガノを、今回のプッタネスカにはバジルを使用することで、それぞれの個性を明確に引き立たせています。

パスタの塩分濃度と味覚の引き算

クラシックなプッタネスカには本来チーズを入れませんが、お好みで加える場合は全体の塩分量に注意が必要です。ここで重要になるのが、パスタを茹でる際の塩分濃度です。人間が食べ物を咀嚼したときに感じる塩分と、口に入れた瞬間に感じる塩分には時間差(ラグ)があります。そのため、パスタ自体の塩分濃度が適切に決まっていないと、どれだけソースを美味しく作っても全体のバランスが崩れてしまいます。プッタネスカのように塩気の強い食材を多く使う料理では、パスタの塩分濃度を通常より少し下げつつも、最低限の濃度は維持することが鉄則です。ソースの塩味や酸味が立ちすぎる場合は、バジルのような甘みのある食材で和らげる「味覚の引き算」を行うか、単純に全体のボリュームを増やして味を薄めることで調整します。

使用する食材の具体的な分量と特徴

今回使用する具体的な材料の分量を紹介します。パスタは 100gニンニク は皮を剥いた状態で多めの 約15g唐辛子 は1本、アンチョビ2フィレ を用意します。ケイパー10g で、塩漬けのものは入手しづらく高価なため、手軽に使える 酢漬け のものを使用します。オリーブ は緑と黒がありますが、今回はマイルドで甘みとコクがある 黒オリーブ8粒 使用します。バジル4〜5枚。そして トマトソース は、一般的なトマトパスタよりも少なめの 80g に抑えます。これは、アンチョビ、ケイパー、オリーブといった地中海を代表する食材の強い旨味と個性を主役に引き立たせるためであり、トマトソースはあくまでも全体を支える縁の下の力持ちとして機能させます。

香りを引き出すオイルベースと下処理

調理を開始します。まず、水 1.2L に対して塩 12g を加え、塩分濃度1% のお湯を沸かします。ニンニク は軽く潰してから芽と皮を取り除き、スライスにします。冷たいフライパンに オリーブオイル大さじ1.5 とスライスしたニンニク、種を除いて半分に割った 唐辛子 を入れ、弱火でじっくりと加熱してオイルに香りを移します。唐辛子は断面が大きいほど辛味が出るため、好みに合わせて調整してください。オリーブケイパー は、余分な塩分や酸味を抜くために、カルキ抜きした水に 2分 ほど浸して塩抜き・酢抜きをしておきます。水気を切った黒オリーブは、食べたときにしっかりと存在感と風味を感じられるよう、やや大きめの輪切りにカットしておきます。

ソースの煮込みと仕上げ・実食

ニンニクの香りが立ち、色づきがまだ浅い段階で アンチョビ を加え、オイルに溶かすように潰します。アンチョビが溶けたら トマトソース 80g と、ボウルに残ったソースを洗い流すための水 30ml を加え、弱めの中火で煮込みます。パスタを茹で始めると同時に、ソースに ケイパーオリーブ を加えます。これらは香りが命なので、トマトソースをクッションにして優しく火を通すのがコツです。茹で時間残り1分のところで茹で汁 15ml を加えて水分を調整し、強火で一気に沸騰させてソースを熱々に仕上げます。ちぎって手のひらで叩いて香りを引き出した バジル を加え、茹で上がったパスタを投入。仕上げに甘みのある アルチェネロのエキストラヴァージンオリーブオイル フルートゥート2回し かけて和えれば完成です。実食では、オリーブとケイパーのパンチの効いた独特の旨味を絶賛しました。

元料理人・現数学講師のイタリアン料理教室【はるです。】

元料理人・現数学講師のイタリアン料理教室【はるです。】

登録者 342人 ・ イタリアン

元料理人でありながら、現在は数学講師としても活動している異色の経歴を持つYouTuber。利き腕に爆弾を抱えるという困難を経験したことを契機に、料理上達のコツやノウハウを発信している。「家でもレストラン以上の味が作れるようになること」をチャンネルのゴールに掲げ、イタリアン料理を基礎から解説している。講師としての経験を活かし、誰でも理解できる丁寧な解説を心がけており、イタリアン編の後は中華・和食・フレンチへの展開も予定している。

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