【 パン粉がチーズに!】アンチョビとパン粉の貧乏人風スパゲッティ #スパゲッティ #パスタ

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Ingredients


イタリア・シチリア島パレルモ周辺に伝わる伝統家庭料理「パスタ・カンチョーヴァ・エ・ムッディーカ」を、元料理人が解説するレシピ動画です。かつてチーズの代わりに使われてきた「炒りパン粉(貧者のチーズ)」が主役で、アンチョビの旨味と合わさって深いコクと香ばしさを生み出します。材料はパスタ・アンチョビ・にんにく・唐辛子・炒りパン粉のみと非常にシンプル。パン粉の吸水性を考慮してソースをあえてシャバめに仕上げる点が、美味しく仕上げるための重要なコツです。

  • パン粉の炒り方

    パン粉は弱火〜弱めの中火でフライパンを煽りながら均一に加熱し、薄黄金色になったら即火を止めて余熱で焦げないよう粗熱を取ること。焦げると風味が損なわれるため温度管理が最重要。

  • パン粉の種類

    本場では粗めのパン粉を使うが、日本人向けに軽やかな口当たりにするため細かめの微粉パン粉を使用。

  • にんにくの香り出し

    冷たいフライパンにスライスしたにんにくとオイルを入れ、弱火でじっくり香りをオイルに移す。

  • アンチョビの投入タイミング

    アンチョビに含まれる水分が熱いオイルに触れるとにんにくの焦げが急進するため、にんにくが「少し色づきが弱いかな」という段階でアンチョビを投入するのがプロのコツ。

  • ソースの仕上げ

    仕上げに大量のパン粉をかけるため、パン粉がパスタの水分を吸い取ることを計算し、ソースはあえて乳化させずシャバシャバの状態に仕上げる。茹で汁は約40ml加える。

  • パスタの茹で方

    水1Lに塩10g(1%濃度)で茹でる。パスタ80gに対してやや少なめの水量で茹でることでデンプンが溶け出した茹で汁の濃度を高める。6分茹でのパスタを5分30秒を目安に茹でて硬さを確認し微調整する。

  • 仕上げ

    火を止めてから上質なオリーブオイルを回しかけて香りを高め、盛り付け後に炒りパン粉を大さじ2ほど贅沢に振りかけて完成。

  • 食べ方の注意

    細かめのパン粉は吸い込むと喉に張り付いてむせやすいため、勢いよく吸い込まずゆっくり噛みしめながら食べること。

9点

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  1. 01

    【炒りパン粉を作る】フライパンに微粉パン粉を広げ、弱火〜弱めの中火でフライパンを煽りながら全体に均一に熱を通す。薄黄金色になったら即火を止め、余熱で焦げないようすぐに粗熱を取り、保存容器に移す。

  2. 02

    【パスタを茹でる】鍋に水1L・精製塩10gを入れて沸騰させ、スパゲッティ80gを入れて茹で始める。6分茹でのパスタであれば5分30秒を目安に茹で、硬さを確認しながら調整する。

  3. 03

    【にんにくと唐辛子の香り出し】冷たいフライパンにスライスしたにんにくと安価なエクストラバージンオリーブオイルを入れ、弱火でじっくりと香りをオイルに移す。種を除いた唐辛子を加え、極弱火でさらに辛味を引き出す。

  4. 04

    【アンチョビを加える】にんにくが「少し色づきが弱いかな」という段階(アンチョビの水分でにんにくの焦げが急進するため早めに)でアンチョビを加え、オイルに旨味を溶かし込む。

  5. 05

    【茹で汁を加えてソースを仕上げる】パスタが茹で上がる直前に茹で汁を約40mlフライパンに加える。パン粉が水分を吸うことを計算し、乳化させず「シャバシャバ」な状態を保つ。

  6. 06

    【パスタを絡める】茹で上がったパスタをフライパンに移し、ソースと素早く絡める。火を止めてから上質なエクストラバージンオリーブオイルを回しかけて香りを高める。

  7. 07

    【盛り付け】お皿にパスタを盛り付け、炒りパン粉を大さじ2ほど贅沢に振りかけて完成。熱々のうちにゆっくり噛みしめながらいただく。

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※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。

「貧乏人風パスタ」第二弾の幕開け

元料理人で現在は数学講師のはるです。今回は「貧乏人風パスタ」の第二弾として、炒ったパン粉を使ったシチリア風のスパゲッティをご紹介します。以前カツレツを作った際に余ったパン粉を活用し、香ばしく炒り上げた「炒りパン粉」をチーズの代わりとして贅沢に使っていきます。料理の正解は一つではないという信念のもと、今回も家庭で手軽に作れて、なおかつ奥深い味わいを楽しめるレシピをお届けします。いつものように、まずはこの料理の歴史的な背景やコンセプトについて詳しくお話しした後に、実際の調理工程へと移っていきましょう。シンプルながらも満足感の高い、素晴らしいパスタの世界へ皆様をご案内します。

シチリアの知恵「貧者のチーズ」の歴史

今回挑戦するパスタは、イタリア of シチリア島を代表する伝統料理「パスタ・カンチョーヴァ・エ・ムッディーカ」です。シチリアの言葉で「アンチョビとパン粉のパスタ」を意味し、パレルモ周辺で古くから愛されてきました。この料理 of 最大の特徴である炒りパン粉は、現地では「フォルマッジョ・ディ・ポーヴェリ(貧者のチーズ)」と呼ばれています。かつてチーズが非常に高価で手に入らなかった時代、貧しい人々が知恵を絞り、安価なパン粉を炒ることでチーズのような香ばしさとコクを表現したのが始まりです。限られた食材を無駄なく使い、知恵と工夫で美味しく仕上げる「クチーナ・ポーヴェラ(貧しい料理)」の精神が根底に息づいており、現代でもその素晴らしい食文化が受け継がれています。

焦がさずじっくり炒るパン粉作りのコツ

料理の要となる「炒りパン粉(ムッディーカ)」を作っていきます。今回は日本人向けに軽やかな口当たりにするため、細かめの微粉パン粉を使用します。本場では粗めのパン粉が使われますが、それだと少し胃に重くなってしまうため、この選択がはる流のこだわりです。フライパンにパン粉を広げ、火加減は絶対に弱火から弱めの中火をキープします。焦げてしまうと台無しになるので、フライパンを優しく煽りながら、全体に均一に熱を通していきます。じっくりと熱を加えることで、パン粉本来の香ばしい風味が引き出され、美しい薄黄金色へと変化していきます。まるで金の砂や黒砂糖のような色合いになったら火を止め、余熱で焦げないようすぐに粗熱を取って保存容器に移しましょう。

シンプルな材料と丁寧なにんにくの香り出し

材料は非常にシンプルで、パスタ、アンチョビ、にんにく、唐辛子、そして先ほど作った炒りパン粉のみです。パスタはディヴェッラの1.55mmを使用し、パン粉が加わってボリュームが出ることを考慮して、通常より少し少なめの80gに調整しています。まずはにんにく1片を丁寧にスライスしていきます。今回はまな板を使わずに手元でスライスする職人技を披露していますが、慣れない方は安全のためにまな板を使ってくださいね。冷たいフライパンにスライスしたにんにくと安価なエクストラバージンオリーブオイルを入れ、弱火でじっくりと香りをオイルに移していきます。さらに種を除いた唐辛子を加え、極弱火でピリッとした辛味を優しく引き出していきます。

旨味を最大化するアンチョビの投入タイミング

にんにくがほんのりと色づき始めた絶妙なタイミングで、アンチョビを加えます。ここで重要な科学的ポイントがあります。アンチョビには少量の水分が含まれているため、熱いオイルに投入すると一気に温度が上昇し、にんにくの焦げが急速に進んでしまいます。そのため、いつもより「少し色づきが弱いかな」と思う段階でアンチョビを入れるのが、焦がさずに旨味だけをオイルに溶かし込むプロのテクニックです。パスタを茹でるお湯は1リットルに対して塩10g(1%濃度)とし、デンプンが溶け出した茹で汁の濃度をしっかり出したいので、あらかじめ少なめの水で茹でられる広めの鍋を使用します。6分茹でのパスタを、まずは5分30秒を目安に茹でていきましょう。

パン粉の吸水を計算した「シャバめ」の仕上げ

パスタが茹で上がる直前に、茹で汁を約40mlフライパンに加えます。ここで大切なのは、一般的なパスタのように「乳化」させてとろみをつけるのではなく、あえて少し水分が多めの「シャバシャバ」な状態に仕上げることです。なぜなら、仕上げに上から大量の炒りパン粉をかけるため、パン粉がパスタの水分をどんどん吸い取ってしまうからです。最初からソースを吸いきった状態にしてしまうと、食べる頃にはパサパサになってしまいます。パスタの硬さを確認し、少し芯が残っていたので追加で20秒ほど茹でて調整します。パスタはソースの水分が皿に残りやすいテフロン加工のものを選ぶことで、パン粉との相性が抜群になり、最後まで美味しくいただけます。

実食!たらこパスタのような新食感と注意点

茹で上がったパスタをソースと素早く絡め、火を止めてから仕上げに上質なオリーブオイルを回しかけて香りを高めます。お皿に盛り付け、仕上げに炒りパン粉を大さじ2杯ほど贅沢に振りかければ完成です。熱々のうちにフォークで巻いて一口食べると、アンチョビの濃厚な塩気と旨味、精度高く炒られたパン粉のサクサクとした軽快な食感が口いっぱいに広がります。この味わいは、まるで火を通した「たらこスパゲッティ」を食べているかのような不思議な感覚です。ただし、細かめのパン粉を使用しているため、勢いよく吸い込むと喉に張り付いて激しくむせてしまうので注意が必要です。ゆっくりと噛みしめながら、シチリアの歴史と知恵が詰まった極上の貧乏人風パスタをぜひご堪能ください。

元料理人・現数学講師のイタリアン料理教室【はるです。】

元料理人・現数学講師のイタリアン料理教室【はるです。】

登録者 342人 ・ イタリアン

元料理人でありながら、現在は数学講師としても活動している異色の経歴を持つYouTuber。利き腕に爆弾を抱えるという困難を経験したことを契機に、料理上達のコツやノウハウを発信している。「家でもレストラン以上の味が作れるようになること」をチャンネルのゴールに掲げ、イタリアン料理を基礎から解説している。講師としての経験を活かし、誰でも理解できる丁寧な解説を心がけており、イタリアン編の後は中華・和食・フレンチへの展開も予定している。

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