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#95 シャンピニオンデュクセルと海老のタルタル フランス料理の構築の仕方 Duxelle champignons de Paris 星野晃彦シェフ| BOCUSE AT HOME

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動画を追従表示中

Ingredients

きのこの旨味を凝縮させたシャンピニオンデュクセルをベースに、真鯛のポワレと海老のタルタル、グリーンピースソースを組み合わせたフランス料理。皮目をパリッと焼く火加減と3種類のソースで構築する美しい一皿で、フランス料理の組み立て方を学べます。

  • 下準備
    • マッシュルームとエシャロットは薄さを揃えて切ることで、均一に、早く火が入る
  • 火加減
    • 真鯛は皮目から焼くときに押さえつけながら、皮がパリッと香ばしく焼けるまでじっくりと中火で加熱する
  • 火加減
    • デュクセルのマッシュルームは水分が出きるまでシュエし、白ワインを加えて半分ほどに煮詰めることで旨味が凝縮される
  • 食感
    • 海老のタルタルはフードプロセッサーではなく包丁で粗めに叩くことで、食感が残る
  • 味付け
    • 海老のタルタルにエストラゴンを加えることで、甲殻類の香りを引き立てる
  • 火入れ
    • 真鯛の完璧な火入れは、金属製の針を刺したときすっと通り、唇で感じる温度で判断する
21点

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シャンピニオンデュクセル

  1. 1

    エシャロットとマッシュルームを準備する

    エシャロット300gを繊維に逆らって薄切り(エマンセ)にします。マッシュルーム1kgは大きいものは半分にカットしてから同様に薄切りにします。薄さを揃えることで火が均一に早く入ります。

    薄さを揃える大きめの鍋を用意(炒めると水分が抜けてカサが減るため)
  2. 2

    エシャロットをバターでシュエする

    冷たい鍋にバター100gを入れ、中火から弱火でゆっくり溶かします。エシャロットを加えて軽く塩をし、しんなりするまで炒めます。焦げ付きそうになったら水を少し足してデグラッセします。

    バターを焦がさないエシャロットを先に炒めることで甘みと旨味を引き出す
  3. 3

    マッシュルームを加えて炒める

    エシャロットが透明になったらマッシュルームを加え、軽く塩をして水分を出させながらシュエを続けます。水分が出きったら白ワイン300gを加え、強火にして半分ほどに煮詰めます。

    マッシュルームの水分を完全に出す白ワインを半分ほどに煮詰める
  4. 4

    生クリームを加えて仕上げる

    生クリーム150gを加えてひと煮立ちさせたら火を止め、塩と黒胡椒で味を調えます。粗熱を取ってからフードプロセッサーで少し食感が残る程度に粗めに回し、氷水で急冷して完成させます。

    生クリームでひと煮立ちさせる氷水で急冷するフードプロセッサーは粗めに回す

海老のタルタル

  1. 1

    海老を粗く叩く

    むき海老200gを包丁でザクザクと粗めに叩きます。フードプロセッサーを使わず手で叩くことで、食感が残ります。

    包丁で叩く(フードプロセッサーは使用しない)食感を残す
  2. 2

    材料を混ぜ合わせる

    叩いた海老に細かく刻んだエストラゴン、冷ましたデュクセルシャンピニオン50g、塩2g弱、コシを切った卵白、パルメザンチーズを加えてよく混ぜ合わせます。

    エストラゴンで香りを引き立てるパルメザンチーズで旨味と塩気を補う
  3. 3

    成形して蒸す

    混ぜ合わせた材料をラップで直径約5cmのソーセージ状に丸め、両端をきつく結びます。90℃のスチームオーブン(ヴァプール)で約15分間蒸し上げます。蒸し上がったら冷ましてからスライスします。

    90℃で約15分蒸す冷ましてからスライス

真鯛のポワレ

  1. 1

    真鯛に切れ目を入れる

    真鯛の切り身(約55g)の皮目に切れ目(シズレ)を入れます。焼いたときに皮が縮んで反り返るのを防ぎ、熱が均一に入りやすくなります。

    皮目に切れ目を入れる反り返りを防ぎ、均一な火入れを実現
  2. 2

    皮目から焼く

    真鯛の両面に軽く塩を振ります。オリーブオイルを熱したフライパンに皮目から入れ、最初は皮が浮かないように指やトングで軽く押さえながら、中火でじっくりと焼きます。皮目がパリッと香ばしく焼けたらひっくり返し、身の方は強く焼きすぎないように優しく火を通します。

    皮目から焼く初めは押さえつけながら焼く中火でじっくり焼く
  3. 3

    オーブンで加熱して完成させる

    200℃に予熱したオーブンにフライパンごと入れて約3分間加熱します。焼き上がったら、金属製の針を真鯛の真ん中に刺し、唇に当てて温度を確認します。すっと通る感覚と唇で感じる温かさが完璧な火入れのサインです。

    200℃のオーブンで約3分針を刺して温度確認唇で温度を判断する

盛り付けと完成

  1. 1

    3種類のソースを準備する

    春キャベツとベーコンをバターで炒めた春キャベツのフランセーズ、グリーンピースのピューレにアサリの出汁とジャガイモを加えたグリーンピース of ポタージュソース、アサリの出汁に牛乳と生クリームを加えて泡立てたアサリのエミュリュッションを準備します。

  2. 2

    盛り付ける

    お皿の中央に春キャベツのフランセーズを敷き、その上に真鯛のポワレ、さらにスライスした海老のタルタルを重ねます。周囲に温めたグリーンピースやスナップエンドウなどの豆類を飾り、グリーンピースのソースをたっぷりとかけ、アサリの泡をのせます。最後にハーブを飾り、オリーブオイルを回しかけて完成させます。

    中央に真鯛をのせるタルタルをスライスして重ねる豆類を周囲に飾る
この料理が美味しくなる理由

マッシュルームに含まれるグアニル酸やグルタミン酸、真鯛や海老のイノシン酸、アサリのコハク酸が合わさることで、強力なうま味の相乗効果が生まれます。また、シャンピニオンデュクセルを作る過程でじっくり加熱して水分を蒸発させることにより、キノコの旨味と香りが極限まで凝縮され、料理全体の味わいに深みと濃厚なコクを与えています。

うま味成分水分コントロール

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※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。

万能な隠し味!デュクセルシャンピニオンとは

ポール・ボキューズ銀座の星野晃彦シェフが提案する今回のテーマは「フランス料理の構築の仕方」です。その主役となるのが、キノコの旨味をグッと凝縮させた隠し味、デュクセルシャンピニオンです。これを用意しておくだけで、様々な料理にコクや深みをプラスできる万能なアイテムとなります。今回はこのデュクセルシャンピニオンをベースに、真鯛のポワレと海老のタルタル、さらに春らしい豆のソースを組み合わせた、レストラン仕様の本格的な一皿を作り上げていきます。家庭でも応用しやすいように、ハンバーグのタネに混ぜたり、パイ包みの具材にしたり、バゲットに塗ってカナッペにするなど、シェフならではのアイデアや使い道も紹介しながら、フランス料理の組み立て方を分かりやすく解説していきます。

エシャロットとマッシュルームの下準備

まずはベースとなるデュクセルシャンピニオンの材料を準備します。使用するのは、マッシュルーム1kg、エシャロット300g、バター、白ワイン、生クリームです。家庭で作る場合は半分の量でも構いません。エシャロットは繊維に逆らって薄切り(エマンセ)にします。もし手に入らない場合は、玉ねぎで代用しても大丈夫です。続いてマッシュルームも、大きいものは半分にカットしてから同様に薄切りにします。薄さを揃えて切ることで、全体に均一に、そして早く火が入るようになります。マッシュルームは1kgとかなりのボリュームがありますが、炒めると水分が抜けてカサが大幅に減るため、仕上がりを想定して少し大きめの鍋を用意しておくのがシェフのこだわりです。

旨味を凝縮させるソテーと仕上げのコツ

冷たい状態の鍋にバターを入れ、中火から弱火でゆっくりと溶かします。焦がさないように注意しながら、まずはエシャロットを加えて軽く塩をし、しんなりするまで炒めます(シュエ)。エシャロットを先に炒めるのは、マッシュルームから出る大量の水分でエシャロットの甘みや旨味が引き出せなくなるのを防ぐためです。鍋底が焦げ付きそうになったら、水を少し足してデグラッセしながら炒めます。エシャロットが透明になったらマッシュルームを加え、軽く塩をして水分を出させながらシュエを続けます。水分が出きったら白ワインを加え、強火にして半分ほどに煮詰めます。さらに生クリームを加えてひと煮立ちさせたら火を止め、塩と黒胡椒で味を調えます。粗熱を取り、フードプロセッサーで少し食感が残る程度に粗めに回し、氷水で急冷して完成です。

食感と香りを活かす海老のタルタル作り

次に、デュクセルと合わせる海老のタルタルを作ります。むき海老200gを包丁でザクザクと粗めに叩きます。食感を残すために、フードプロセッサーではなく手で叩くのがポイントです。ここに、フランス料理でよく使われるハーブであるエストラゴン(タラゴン)を細かく刻んで加えます。エストラゴンはセロリに似た爽やかで清涼感のある香りが特徴で、甲殻類と抜群の相性を誇ります。さらに、冷ましたデュクセルシャンピニオン50g、塩2g弱、コシを切った卵白、そして旨味と塩気を補うパルメザンチーズを加えてよく混ぜ合わせます。これをラップで直径約5cmのソーセージ状に丸めて両端をきつく結び、90℃のスチームオーブン(ヴァプール)で約15分間蒸し上げます。蒸し上がったら冷ましてからスライスします。

真鯛のポワレと火入れの極意

メインとなる真鯛の切り身(約55g)を調理します。皮目に切れ目(シズレ)を入れることで、焼いたときに皮が縮んで反り返るのを防ぎ、熱が均一に入りやすくなります。身の両面に軽く塩を振り、オリーブオイルを熱したフライパンに皮目から入れてポワレします。最初は皮が浮かないように指やトングで軽く押さえながら、中火でじっくりと焼いていきます。皮目がパリッと香ばしく焼けたらひっくり返し、身の方は強く焼きすぎないように優しく火を通します。その後、200℃に予熱したオーブンにフライパンごと入れて約3分間加熱します。焼き上がったら、シェフは金属製の針を真鯛の真ん中に刺し、唇に当てて温度を確認します。すっと通る感覚と、唇で感じる温かさが完璧な火入れのサインです。

3種のソースで構築する美しい盛り付け

いよいよ仕上げの盛り付けです。今回は3種類のソースを贅沢に使います。1つ目は、春キャベツとベーコンをバターで炒めた春キャベツのフランセーズ。2つ目は、グリーンピースのピューレにアサリの出汁とジャガイモを加えた、ポタージュのようなグリーンピース of ポタージュソース。3つ目は、アサリの出汁に牛乳と生クリームを加えて泡立てたアサリのエミュリュッションです。お皿の中央に春キャベツのフランセーズを敷き、その上に真鯛のポワレ、さらにスライスした海老のタルタルを重ねます。周囲に温めたグリーンピースやスナップエンドウなどの豆類を飾り、グリーンピースのソースをたっぷりとかけ、アサリの泡をのせます。最後にハーブを飾り、オリーブオイルを回しかけて、目にも鮮やかな一皿の完成です。

星野晃彦シェフ Teruhiko Hoshino

星野晃彦シェフ Teruhiko Hoshino

登録者 12.3万人 ・ フランス料理

星野晃彦シェフによる料理系YouTubeチャンネルです。もともと東京・銀座で活動していましたが、現在は石川県金沢市の「ジャルダン ポール・ボキューズ」にシェフとして拠点を移しています。チャンネルでは、レストランで実際に提供しているフランス料理のレシピを忠実に紹介することをコンセプトとしており、これまでに100本以上の伝統的なフランス料理レシピを公開しています。日本語と英語で発信されており、国内外の視聴者に向けて情報を届けています。

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