Recipe
【知って得する!!】鶏もも肉バルサミコ酢ソテー #鶏ももレシピ #鶏肉レシピ #鶏もも肉レシピ
Ingredients
- 鶏もも肉(骨なし)適量(下処理後385g程度を目安)
- ニンニク1~2片
- バルサミコ酢(IGP規格)鶏肉の重量の20%(385gの場合約77g)
- 塩鶏肉の重量の0.9%(385gの場合3.5g)
- 黒こしょう少量
- 小麦粉鶏肉にコーティングする量
- エキストラバージンオリーブオイル仕上げ用に適量
- イタリアンパセリ刻んで飾る分量
「鶏もも肉のバルサミコ酢ソテー」とは
イタリアのエミリア・ロマーニャ州発祥の「Pollo al Balsamico」は、バルサミコ酢の酸味と甘みが鶏もも肉の旨味を引き立てる家庭料理です。骨なしもも肉を鶏油で焼いて皮をパリパリに、バルサミコ酢を20%加えて煮詰めることで、シンプルながら奥深い一皿が完成します。銘柄鶏を使うことでさらに美味しく仕上がります。
元料理人・現数学講師のイタリアン料理教室【はるです。】のご紹介 →
「鶏もも肉のバルサミコ酢ソテー」を美味しく作るコツ
-
下準備
- キッチンペーパーで鶏肉の表面の水分と血合いをしっかり拭き取り、臭みを除去
- 牛乳パックを開いた上で下処理することで、まな板の消毒の手間を削減できる
-
下準備
- 鶏肉は加熱時に水分が抜けて縮むため、一口では入りきらないくらいのサイズにカット
- 塩漬けによる臭み抜きは新鮮な鶏肉では不要で、旨味まで失われるため避ける
-
塩分・味付け
- 処理後の鶏肉の重量に対して0.9%の塩を計量して揀み込む
- 今回385gの場合は3.5g
- 正確な計量がコントロールの鍵
-
焼き方
- 小麦粉は皮目をしっかり広げてつけることで、皮をパリパリに仕上げる
- 胡椒は焦げて苦味になるため、皮目ではなく身の方だけに振る
-
焼き方
- 下処理で切り落とした鶏皮を冷たいフライパンに並べ、弱火でじっくり加熱して鶏油(チーユ)を抽出
- 鶏自身の脂で焼くことで旨味が倍増
-
火加減
- 皮目を下にして中火で7~8分、触らずじっくり焼く
- ひっくり返してニンニクを加え弱火で香りを移す
- 再度ひっくり返して強めの中火で皮を仕上げる
-
味付け
- バルサミコ酢は鶏肉の重量の20%(385gの場合約77g)を皮目を避けて加え、強めの中火で一気に酸味を飛ばしながら水分が半分になるまで煮詰める
-
仕上げ
- IGP規格のバルサミコ酢が調理用に最適
- 酸味が強くさらっとしており安価
- スーパーやカルディで購入でき、IGPマークと原材料の添加物の少なさで選ぶ
-
仕上げ
- デグラッセでフライパンに残ったソースをこそぎ落とし、旨味が凝縮されたソースを鶏肉にかける
- 仕上げに香りのないエキストラバージンオリーブオイルを回しかけ、イタリアンパセリを散らす
「鶏もも肉のバルサミコ酢ソテー」の材料
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- 鶏もも肉(骨なし)適量(下処理後385g程度を目安)
- ニンニク1~2片
- バルサミコ酢(IGP規格)鶏肉の重量の20%(385gの場合約77g)
- 塩鶏肉の重量の0.9%(385gの場合3.5g)
- 黒こしょう少量
- 小麦粉鶏肉にコーティングする量
- エキストラバージンオリーブオイル仕上げ用に適量
- イタリアンパセリ刻んで飾る分量
「鶏もも肉のバルサミコ酢ソテー」の作り方・手順
- 1
キッチンペーパーで鶏もも肉の表面の水分と血合いをしっかり拭き取る
- 2
牛乳パックを開いた上に鶏肉を置き、手で触って硬い筋、余分な脂身、血の塊を丁寧に取り除く
- 3
下処理で切り落とした鶏皮をフライパンに保存しておく(焼く際に使用)
- 4
処理済みの鶏肉を加熱時の縮みを考慮して、一口では入りきらないサイズにカット
- 5
カットした鶏肉の重量を計量し、その0.9%の塩を計算して揀み込む(385gの場合3.5g)
- 6
黒こしょうを身の方だけに振る
- 7
小麦粉を鶏肉にまぶす際、皮目をしっかり広げてつける
- 8
冷たいフライパンに下処理で切り落とした鶏皮を並べ、弱火でじっくり加熱して鶏油を抽出する
- 9
鶏油が十分に出たら、鶏肉を皮目を下にして並べる
- 10
中火で触らずに7~8分焼く
- 11
鶏肉の周囲が白っぽく変化したらひっくり返す
- 12
スライスしたニンニク(1~2片)をフライパンに加え、弱火で香りをオイルに移す
- 13
再度鶏肉をひっくり返して、強めの中火で皮目を仕上げる
- 14
火を一度止める
- 15
皮目を避けて、鶏肉の重量の20%のバルサミコ酢を加える(385gの場合約77g)
- 16
再び強めの中火にして、一気に酸味を飛ばしながら水分が半分になるまで煮詰める
- 17
お皿に盛り付ける
- 18
フライパンに残ったソースをスプーンでこそぎ落とし、鶏肉にかける(デグラッセ)
- 19
香りのないエキストラバージンオリーブオイルを回しかける
- 20
刻んだイタリアンパセリを散らして完成
料理の科学
鶏肉の重量に対し0.9%の塩を振ることで、脱水を抑えジューシーさを保ちます。皮目をじっくり焼くことでメイラード反応が起き、香ばしいうま味が引き立ちます。また、バルサミコ酢を煮詰めることで酸味が適度に飛び、酸味・甘味・塩味・うま味のバランスが整うとともに、フライパンの旨味成分を溶かし出すデグラッセ効果で、濃厚で奥深い味わいに仕上がります。
「鶏もも肉のバルサミコ酢ソテー」の詳しい解説
※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。
イントロダクションとイタリアの家庭の味
元料理人で現在は数学講師というユニークな経歴を持つはるさんが、ロジカルに解説する「鶏もも肉のバルサミコ酢ソテー(Pollo al Balsamico)」のレシピです。この料理は、イタリアのエミリア・ロマーニャ州を中心に、イタリア全土の家庭で「マンマの味」として親しまれている日常的なメニューです。特別な技術は不要で、バルサミコ酢の酸味と甘みが鶏肉の旨味を最大限に引き立ててくれます。材料も鶏肉、ニンニク、バルサミコ酢、イタリアンパセリ、エキストラバージンオリーブオイルと非常にシンプル。今回は、ローズマリーや白ワイン、はちみつ、バターといったオプションは使わず、誰でも簡単に真似できる最もシンプルな構成で、その美味しさの秘密に迫ります。
鶏肉の部位選びと骨なしもも肉のメリット
料理を始める前に、まずは主役となる鶏肉の部位選びから解説します。骨付きのもも肉を使う場合は、骨から美味しい出汁が出るため煮込み料理に向いていますが、火が通るまでに時間がかかります。一方で、胸肉はさっぱりとした仕上がりになりますが、火を通しすぎるとパサつきやすいため加熱時間のコントロールが難しく、少しコツが必要です。そこで今回は、火の通りが早く、平日の忙しい夜でも手軽に作れて食べやすい「骨なし鶏もも肉」を使用します。ジューシーで旨味のバランスが良く、初心者でも失敗しにくいため、この料理には最もおすすめの部位です。
知って得するバルサミコ酢の「DOP」と「IGP」
バルサミコ酢は、ブドウ果汁を煮詰めて発酵・熟成させたイタリアの伝統的な調味料ですが、実は規格によって全くの別物になります。最高級品の「DOP」は原料がブドウ果汁のみで、12年以上熟成された添加物なしのもの。とろみと複雑な甘みがあり、価格も数万円レベルと高価なため、加熱せず仕上げにそのまま使います。一方、今回のような調理用には「IGP」規格が最適です。ブドウ果汁にワインビネガーや保存料が加えられており、酸味が強くさらっとしていて安価に手に入ります。スーパーで購入する際は、この「IGPマーク」がついているものを選び、原材料に余計な添加物が少ないものを選ぶのが失敗しないコツです。
丁寧な下処理とまな板を汚さない裏ワザ
調理の第一歩は、鶏肉の丁寧な下処理です。まずはキッチンペーパーを使い、鶏肉の表面にある余分な水分や血合いをしっかりと拭き取ります。これが臭みを取り除く重要なポイントです。また、家庭での調理で面倒なのが、生の鶏肉を触った後のまな板の消毒。食中毒を防ぐため、はるさんは綺麗に洗って開いた「牛乳パック」の上で下処理を行う裏ワザを推奨しています。これなら作業後にそのまま捨てられるため、洗い物が劇的に楽になります。水分を拭き取ったら、手で触って硬い筋や余分な脂身、血の塊などを丁寧に取り除いていきましょう。このひと手間が、最終的な口当たりを大きく左右します。
鶏肉のカットと「塩による臭み抜き」の落とし穴
下処理を終えた鶏肉は、少し大きめのサイズにカットします。鶏肉は水分の割合が多いため、加熱すると水分が抜けて一回り縮んでしまいます。それを計算に入れて、一口では入りきらないくらいのサイズに切り分けるのがコツです。ここでよくある「塩を振って水分と一緒に臭みを抜く」という手法について、はるさんは「新鮮な銘柄鶏であれば不要」とロジカルに指摘します。臭みと旨味は表裏一体であるため、この作業によって大切な旨味まで一緒に抜けてしまうからです。また、事前に塩を振ると浸透圧で塩分が内部に入り込み、最終的な塩分濃度のコントロールが難しくなるというデメリットもあります。
鶏油で焼く!皮目をパリパリにする粉付けのコツ
今回のレシピでは、鶏肉を焼く際にオリーブオイルを使いません。下処理で切り落とした「鶏皮」を冷たいフライパンに並べ、弱火でじっくりと加熱して「鶏油(チーユ)」を抽出します。鶏自身の脂で焼くことで、旨味がさらに倍増するのです。お肉の味付けには、処理後の肉の重量(今回は 385g)に対して 0.9% にあたる 3.5g の塩を正確に計量して揉み込みます。次に小麦粉をまぶしますが、このとき「皮目をしっかりと広げて」粉をつけるのが、皮をパリパリに仕上げる最大の秘訣です。胡椒は焦げると苦味の原因になるため、よく焼く皮目には振らず、身の方だけに振るようにしましょう。
触らずじっくり焼く技術とバルサミコ酢の仕上げ
テフロン加工のフライパンに皮目を下にして鶏肉を並べたら、中火で「触らずに」7〜8分じっくりと焼きます。触りたい気持ちを我慢して待つことで、綺麗な焼き色がつきます。肉の周囲が白っぽく変化してきたらひっくり返し、スライスしたニンニク(1〜2片)を加えて弱火で香りをオイルに移します。皮目をさらにパリッとさせるため、再度ひっくり返して強めの中火で仕上げたら、一度火を止めます。皮のパリパリ感を損なわないよう、皮目を避けて鶏肉の重量の 20%(約 77g)のバルサミコ酢を加え、再び強めの中火で一気に酸味を飛ばしながら、水分が半分になるまで煮詰めて旨味を肉に絡めます。
実食!ジューシーな旨味とロジカル調理のまとめ
お皿に盛り付けたら、フライパンに残ったソースをスプーンでこそぎ落とす「デグラッセ」を行い、旨味が凝縮されたソースを鶏肉にかけます。仕上げにクセのないエキストラバージンオリーブオイルを回しかけ、刻んだイタリアンパセリを散らせば完成です。ナイフを入れると、外側は小麦粉の効果でサクッと香ばしく、中は驚くほどジューシー。バルサミコ酢のフルーティーな酸味と、煮詰めることで生まれたリッチな甘みが、鶏もも肉の脂の旨味と完璧に調和しています。スーパーの安い鶏肉でも作れますが、できればお好みの「銘柄鶏」を使うことで、さらに感動的な美味しさに仕上がります。
元料理人・現数学講師のイタリアン料理教室【はるです。】について
元料理人・現数学講師のイタリアン料理教室【はるです。】
登録者 342人 ・ イタリアン
元料理人でありながら、現在は数学講師としても活動している異色の経歴を持つYouTuber。利き腕に爆弾を抱えるという困難を経験したことを契機に、料理上達のコツやノウハウを発信している。「家でもレストラン以上の味が作れるようになること」をチャンネルのゴールに掲げ、イタリアン料理を基礎から解説している。講師としての経験を活かし、誰でも理解できる丁寧な解説を心がけており、イタリアン編の後は中華・和食・フレンチへの展開も予定している。
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