【高級寿司店のシャリの作り方】電気炊飯器で作れることを知っていますか?

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Ingredients


家庭用電気炊飯器を使って、高級寿司店と同じシャリを作る方法を完全解説。お米の正確な計量水圧での洗米冷蔵庫での1時間吸水はや炊き設定、そしてボウルを使ったシャリ切りまで、プロのこだわりを詰め込んだ工程を順を追ってご紹介します。季節に応じたシャリ酢の調整や、仕上がったシャリを美味しくキープする保温方法についても、実践的なテクニックが満載です。

  • 下準備
    • お米は計量カップでなくはかりを使って150g単位で正確に計量することで、炊き上がりのブレを防ぐ
  • 下準備
    • 洗米時は水圧を利用して左右に動かし、拝み洗いは避ける
    • お米が割れると炊き上がりにムラが出る
  • 下準備
    • 冷蔵庫で1時間吸水させる理由は、吸水率が約80%で安定し、季節による温度差を防ぐため
  • 火加減
    • 炊飯モードは必ず「はや炊き」を選択
    • 事前吸水済みなので普通炊きは不要
  • 味付け
    • 夏場は塩分を多めにしてシャリ酢を濃くするなど、季節や食べる人の体調に合わせて調整するのがプロの技
  • 調理技術
    • シャリ切りはボウルに移してしゃもじで縦に使い、上下をひっくり返しながら細かく混ぜて、お米を一粒一粒パラパラに
  • 仕上げ
    • うちわで仰いで表面を冷ましシャリ酢を馴染ませる
    • 握った時にベタつかず、しっかり塊がないのが完成の目安
3点

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  1. 1

    お米の正確な計量

    はかりを使ってお米を150g単位で正確に計量します。計量カップでのすり切りは毎回重さにブレが生じるため使用しないでください。

    必ずはかりを使用150g単位で計量
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    お米を水圧で洗う

    手を広げて左右に動かし、水圧を利用してお米を洗います。拝み洗いは避け、お米が割れるのを防いでください。洗って水を捨てる作業を3回程度繰り返します。

    水圧で洗う拝み洗いは避ける3回程度繰り返す
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    冷蔵庫で吸水させる

    洗米後、冷蔵庫でお米を1時間吸水させます。この時間で吸水率が約80%に達して安定し、季節による吸水スピードの違いも防ぐことができます。

    必ず冷蔵庫で保管1時間で吸水率80%に安定
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    ザルで水切りする

    吸水が終わったお米をザルに上げて、しっかりと水気を切ります。水切りの加減に差があると炊飯時の水分量が変わるため、毎回丁寧に行うことが重要です。

    しっかり水気を切る水分量のムラを防ぐ
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    炊飯器に水を入れて炊く

    炊飯器にお米と水を入れます。基準は水150g(お米と同量)。すぐに食べる場合は100g程度に減らして硬めに、持ち帰りなど時間を置く場合は150g以上にしてもっちり感を保ちます。モードは必ず「はや炊き」に設定してください。

    水150g(基準)、もしくは100~150gで調整必ず「はや炊き」モード
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    シャリ酢を準備する

    炊飯中にシャリ酢を準備します。分量の基準はお米1合に対して50g。市販の既製品を使うと便利です。夏場など季節に応じて量を調整し、味の濃淡をコントロールするのがプロの技です。

    50g(お米1合分)季節で濃淡を調整
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    お釜からボウルに移してシャリ酢を回しかける

    ご飯が炊けたら、しゃもじを伝わせながらシャリ酢を全体に満遍なく回しかけます。直接かけると味に偏りが出るため注意してください。お釜を軽く揺らして馴染ませたら、シャリ酢が全体に混ざるようにします。

    しゃもじを伝わせてかける直接かけない
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    ボウルでシャリ切りをする

    お釜をボウルにひっくり返します。しゃもじを縦に使い、固まっているお米を優しく崩していきます。全体を崩したら上下をひっくり返してさらに平らにならし、次に片方に寄せながら少しずつ細かく切るように混ぜていきます。

    しゃもじを縦に使う塊を目視で確認しながら潰す
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    うちわで冷ましながら仕上げる

    うちわで表面の熱を冷まし、シャリ酢を馴染ませます。手で温度を確かめ、冷めていなければ上下を入れ替えてもう一度仰いでください。

    表面を冷ますシャリ酢を馴染ませる
  10. 10

    出来上がったシャリの保温

    シャリネットをお釜に敷いてシャリを入れ、炊飯器の保温ボタンを押す、業務用保温機に入れる、または濡らした布巾を敷いた木の桶に入れるなどの方法で保温します。握った時にしっかりまとまり、ベタつかない状態が完成の目安です。

    シャリネットを使用する方法が一般的木の桶は濡らした布巾を敷く
この料理が美味しくなる理由

炊飯時の水分量を調整し、炊き立ての米にシャリ酢を合わせることで、米粒の表面がコーティングされ、ベタつかず一粒一粒が立った食感になります(水分コントロール)。また、酢を加えることでpHが低下し、デンプンの老化(硬化)が抑制され、冷めてももっちりとした食感を維持できます(pH・酸性度の役割)。さらに、酸味、塩味、甘味が調和し、五味のバランスが整います。

水分コントロールpH・酸性度の役割五味・六味のバランス

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※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。

家庭用炊飯器で高級店のシャリが作れる理由

本日はご家庭で高級寿司店のシャリを作る方法を徹底解説します。まず大前提として、座席数の少ない高級寿司店では大量にシャリを作りません。そのため、少量のお米を炊く場合は、電気炊飯器を使って温度やむらしなどを完璧に調整して炊くお店も多いのです。だからこそ、家庭用の炊飯器を使っても、高級店と全く同じように美味しいシャリを作ることができます。今回は、最近のプロの現場でもよく取り入れられている、ボウルを使ってシャリ切りをする方法も含めて詳しくご紹介していきます。当たり前のように思える工程の中にも、プロならではのこだわりや理由が詰まっていますので、ぜひ参考にしてご家庭での寿司作りに役立ててみてください。

お米の正確な計量と「水圧」で洗うコツ

美味しいシャリ作りの第一歩は、お米の正確な計量から始まります。お米1合を150gとして、必ずはかりを使ってグラム数で計量しましょう。よくある計量カップでのすり切りは、毎回重さにブレが生じてしまい、炊き上がりが安定しなくなります。次に洗米ですが、ポイントは「水圧」で洗うことです。手を広げて左右に動かし、水圧を利用してお米を洗います。お米同士をすり合わせる「拝み洗い」は、お米が割れて水分の入り方が変わり、炊き上がりにムラができる原因になるので避けてください。現代のお米は精米技術が非常に高いため、ゴシゴシ洗わなくても十分に綺麗です。お米を洗って水を捨てる作業を3回程度繰り返せば、洗米の工程としては十分に完了となります。

毎回同じ炊き上がりにするための吸水と水切り

洗米が終わったら、冷蔵庫で1時間お米を吸水させます。なぜ1時間なのかというと、お米は1時間吸水させることで吸水率が約80%に達して安定し、それ以上時間をかけても吸水量がほぼ変わらなくなるからです。毎回同じ時間吸水させることで条件が一定になり、炊き上がりのブレを防ぐことができます。また、気温によって吸水スピードが変わるのを防ぐため、どの季節でも同じ温度環境になる冷蔵庫で保管するのがプロの鉄則です。吸水が終わるとお米がより白くなります。その後、お米をザルに上げて水切りをしますが、ここでも水切りをしっかりと行うことが重要です。水切りの加減に差があると、炊飯時の水分量が狂ってしまうため、毎回しっかりと水気を切るようにしましょう。

シャリの食感を決める水分量とはや炊きの秘密

水切りを終えたら、炊飯器に入れる水分量を計ります。基準は同量の150g(お米1合150gに対して水150g)です。もしシャリ切りをしてすぐに食べる場合は、水分量を100g程度まで減らすと、高級店のような少し硬めでパリッとした食感のシャリに仕上がります。ただし、水分が少ないシャリは時間の経過とともに劣化しやすいので、お持ち帰り用のちらし寿司や太巻きなど、時間を置いてから食べる場合は150g以上の水を入れてもっちり感を長持ちさせましょう。そして、炊飯モードは必ず「はや炊き」に設定します。普通炊きは炊飯器が自動で吸水と蒸らしを行いますが、今回は事前に1時間吸水させており、蒸らしも不要なため、吸水と蒸らしの工程が極限まで短い「はや炊き」が最適な選択となります。

季節に合わせたシャリ酢の黄金比

お米を炊いている間にシャリ酢を準備します。分量の基準は、お米1合に対してシャリ酢50gです。ご家庭で作る場合は、すでに美味しく調合されていて万人受けする市販の既製品のシャリ酢を使うと非常に便利です。ここでプロならではの隠れたこだわりとして、季節に合わせた調整方法があります。特に夏場は、人間が汗をかきやすく体内の塩分を欲する時期なので、シャリ酢の量を少し多めにして味付けを濃く仕上げると、より美味しく感じられます。このように、食べる人の体調や季節の気候に合わせて味の濃淡をコントロールするのも、高級寿司店が実践しているおもてなしの技術の一つです。

パラパラに仕上げるプロのシャリ切り技術

ご飯が炊けたら、いよいよシャリ切りです。お釜を取り出し、しゃもじを伝わせながらシャリ酢を全体に満遍なく回しかけます。直接かけると味に偏りが出るので注意してください。お釜を少し揺らして馴染ませたら、ボウルにひっくり返します。しゃもじを縦に使い、固まっているお米を優しく崩していきます。全体を崩したら上下をひっくり返し、さらにしゃもじで平らにならします。次に、シャリを片方に寄せ、少しずつ細かく切るように混ぜていきます。塊を目視で確認しながら確実に潰していくことで、お米が一粒一粒パラパラとした極上のシャリに仕上がります。その後、うちわで仰いで表面の熱を冷まし、シャリ酢を馴染ませます。手で温度を確かめ、冷めていたら上下を入れ替えてもう一度仰いで完成です。

美味しさをキープする3つの保温方法

出来上がったシャリの美味しさを保つための保温方法を3パターンご紹介します。1つ目は、寿司屋でもよく使われるシャリネットをお釜に敷き、その中にシャリを入れて炊飯器の保温ボタンを押す方法です。2つ目は、寿司店で主流の業務用保温機にシャリネットごと入れる方法。3つ目は、ご家庭でも真似しやすい木の桶を使う方法です。木の桶に入れる際は、直接シャリを入れると桶がシャリ酢の水分を吸い込んでしまうため、必ず濡らした布巾を敷いてからシャリをのせるようにしてください。完成したシャリを一度握ってみて、しっかりとまとまり、ベタつかない状態になっていれば大成功です。このプロの工程を忠実に守れば、ご家庭でも驚くほど本格的な高級寿司店のシャリを再現できます。

蒼の鮨 sushi-chef ao

蒼の鮨 sushi-chef ao

登録者 3.2万人 ・ 和食/寿司

消防士から寿司職人へ転身し、独立後6年連続で黒字経営を続けている寿司職人が運営するチャンネルです。寿司の技術・レシピ・仕込みの考え方に加え、修業や独立の実情、店舗経営についても自身の経験をもとに発信しています。寿司職人を目指す方や技術を深めたい方を主な対象としており、技術・レシピ・経営の三つを柱としたコンテンツを展開しています。オンライン講座「江戸前寿司学校」も運営しており、江戸前寿司の技術から独立後の経営知識まで体系的に学べる環境を提供しています。

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