イタリアンシェフが教える想像を超えるパスタ「ミントとチーズのスパゲッティー」【イタリアンプロ養成講座 vol.197】

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Ingredients


シチリアの「リコッタとミントのスパゲッティー」をヒントに、参宮橋のイタリアン「Regalo」の小倉知巳シェフが試行錯誤の末に完成させた夏向けパスタです。アーリオ・オーリオをベースに、ミントを1人前あたり半パック分と大量に使い、仕上げにペコリーノ・ロマーノをたっぷりかけるシンプルかつ大胆な構成です。ペコリーノの濃厚な塩気とコク、ニンニク・唐辛子のパンチに、ミントの清涼感が合わさり、重たさのない新感覚の味わいに仕上がります。真夏やシメのパスタとして最適で、ベランダでミントを育てている方にも特におすすめです。

  • 食材選び

    パスタは水分を吸いやすいガロファロ1.7mmを使用。チーズのコクをしっかり受け止める太さが重要。

  • 食材選び

    ミントは1人前につき半パック(約2.5g)と大量に使うのが最大のポイント。仕上げにダイナミックにトッピングすることで清涼感と香りが際立つ。

  • 下準備

    ペコリーノ・ロマーノはマイクロプレインのミディアムゼスターで幅広にふわふわと削ると口当たりが良くなる。

  • 下準備

    ミントは茎ごとざっくりと粗みじんに刻む。大きめにカットすることで口に入れた時の爽快感が増す。

  • 火加減

    ニンニクはスライスして冷たいフライパンにオリーブオイルとともに入れ、弱火でじっくりと香りを引き出す。

  • 茹で方

    パスタ湯の塩分濃度は1.5%。茹で時間はメーカー推奨の7分半でまず様子を見る。パスタによって茹で時間にブレがあるため確認が必要。

  • 仕上げ

    茹で上がったパスタをフライパンに投入し、ニンニクオイルと茹で汁を乳化させながら素早く煽ってソースをしっかりパスタに絡める。

  • 盛り付け

    盛り付け後、ペコリーノをパスタが見えなくなるほど山盛りにのせ、さらにフレッシュミントをたっぷりとトッピングする。食べる直前に全体を豪快に混ぜ合わせる。

7点

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  1. 01

    パスタを茹でるお湯を沸かし、塩分濃度1.5%になるよう塩を加える。

  2. 02

    ニンニクを薄くスライスする。

  3. 03

    冷たいフライパンにオリーブオイルとスライスしたニンニクを入れ、弱火でじっくりと香りを引き出す。

  4. 04

    フライパンに唐辛子オイルを加えて、辛味とアクセントをつける。

  5. 05

    沸いたお湯にパスタ70gを入れ、タイマーを7分半にセットして茹でる。

  6. 06

    ペコリーノ・ロマーノをマイクロプレインのミディアムゼスターで幅広にふわふわとなるよう削りおろす。

  7. 07

    フレッシュミントを茎ごとざっくりと粗みじんに刻む(大きめにカットすることで香りと食感が増す)。

  8. 08

    パスタの茹で加減を確認し、茹で上がったらしっかりと湯切りをする。

  9. 09

    フライパンにパスタの茹で汁を加えてニンニクオイルと乳化させる。

  10. 10

    湯切りしたパスタをフライパンに投入し、素早く煽りながらオイルと茹で汁をパスタにしっかりと絡める。

  11. 11

    パスタを皿に盛り付け、削ったペコリーノ・ロマーノをパスタが見えなくなるほど山盛りにのせる。

  12. 12

    さらに刻んだフレッシュミントをたっぷりとトッピングして完成。食べる直前に全体を豪快に混ぜ合わせていただく。

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※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。

想像を超えるパスタ誕生の意外な開発秘話

参宮橋のイタリアン「Regalo」の小倉知巳シェフが、今回は「ミントとペコリーノのスパゲッティー」を紹介します。オープニングでは、前夜に糖質ゼロビール(PSB)としそ焼酎のソーダ割りで晩酌を楽しんだという、シェフの親しみやすい日常の雑談からスタート。本題のパスタは、シェフが愛読するシチリアの料理本に載っていた「リコッタとミントのスパゲッティー」を作ってみたものの、最初は全く美味しくなかったという失敗談から生まれました。AIのGeminiで調べて作り直してもしっくりこず、試行錯誤の末にローマのハーブ「メントゥッチャ(ネピテッラ)」を使ったパスタに注目。カチョエペペのようなペコリーノとミントの組み合わせをヒントに、Regalo風の絶品パスタへと昇華させました。

シンプルながらも計算された食材選び

今回使用する食材は非常にシンプルで、ニンニク、ペコリーノ・ロマーノ(パルミジャーノでも代用可)、フレッシュミント、そしてスパゲッティーです。ミントは1人前につきパックの半分(約2.5g)を贅沢に使うのが最大のポイント。パスタはチーズの濃厚なコクをしっかりと受け止めるため、水分を吸いやすい太さ1.7mmの「ガロファロ」をセレクトしました。現地の伝統的なレシピでは胡椒ではなく唐辛子を使うため、今回はアーリオ・オーリオをベースにしつつ、イタリアンセリの代わりにミントを合わせ、仕上げにペコリーノをたっぷりとかける構成にしています。シンプルだからこそ、それぞれの食材の役割が際立つ計算された組み合わせです。

ソースのベース作りとパスタの茹で方

調理はニンニクのスライスから始まります。ニンニクを丁寧にスライスし、冷たい状態のフライパンにオリーブオイルとともに入れ、弱火でじっくりと香りを引き出していきます。ここに、辛味とアクセントを加えるための唐辛子オイルを投入します。パスタを茹でるお湯には、しっかりと塩味を効かせるために1.5%の濃度で塩を加えます。パスタの分量は70g。茹で時間はメーカー推奨の7分半にタイマーをセットしますが、パスタによっては茹で時間にブレがあるため、まずは7分半で一度様子を見るのがプロのコツです。ニンニクの香りをオイルにしっかりと移しながら、パスタが茹で上がるのを待ちます。

チーズの削り方とミントの下処理

パスタを茹でている間に、トッピングとなるチーズとミントの準備を進めます。ペコリーノ・ロマーノは、マイクロプレインのミディアムゼスターを使い、幅広にふわふわとした質感になるよう削りおろします。チーズの削り方ひとつで口当たりが大きく変わるため、この道具選びも重要です。続いて主役のミントは、1人前で半パック分を贅沢に使用。茎の硬さが気になる場合は葉だけを摘み取っても良いですが、シェフはそのままざっくりと粗みじんに刻んでいきます。ミントを大胆に、かつ大きめにカットして使うことで、口に入れた瞬間の爽快感と香りの広がりが劇的に向上します。

ワインの試飲とシチリア料理への考察

ここでシェフお気に入りの白ワイン、ピエモンテ州ロエロ地区の「ガヴィ・ディ・ガヴィ」(品種:コルテーゼ)を試飲。青リンゴや柑橘系の爽やかな香りと程よいミネラル感が、今回の爽やかなパスタに完璧にマッチします。シェフはワインを味わいながら、このパスタの背景について語ります。イタリアには「スパゲッティー・ポーヴェラ(貧乏人のスパゲッティ)」と呼ばれる、家にある手軽な食材で作る伝統的な家庭料理があり、今回のパスタもその系譜にあります。また、シチリア風の「リコッタとミント」はリコッタだとパサつきやすいため、塩気とコクのある「リコッタサラータ」にスイッチした方が、より現地らしく美味しく仕上がるのではないかというプロならではの考察も披露されました。

旨味を凝縮させる仕上げと盛り付け

茹で時間が経過したパスタの硬さを確認し、フライパンのニンニクオイルに茹で汁を加えて乳化させます。茹で上がったパスタはしっかりと湯切りをしてからフライパンに投入。オイルと茹で汁、パスタのデンプン質を素早く煽りながら一体化させ、ソースをパスタにしっかりと絡めます。お皿に美しく盛り付けたら、ここからがこの料理の真骨頂です。先ほど削ったペコリーノ・ロマーノを、パスタが見えなくなるほど山盛りにのせます。さらにその上から、刻んだフレッシュミントをこれでもかというほどダイナミックにトッピング。白と緑 of コントラストが美しい、目にも鮮やかな一皿が完成しました。

想像を超える清涼感とコクのハーモニー

完成したパスタを豪快に混ぜ合わせて試食します。一口食べたシェフからは「すんごい美味しい!真夏のシメのパスタに最高!」と大絶賛の声が漏れます。ペコリーノの濃厚な塩気とコク、ニンニクと唐辛子のパンチのある旨味に、ミントの圧倒的な清涼感が加わることで、重たさを一切感じさせない新感覚 of 味わいに仕上がっています。一見ミスマッチに思える組み合わせですが、ミントが具材としてザクザクと口に入り、ニンニクの風味と絶妙に調和します。シェフ曰く「二日酔いの時にもスッキリ食べられる最高のパスタ」であり、ベランダでミントを育てている人にはぜひ試してほしい、想像を超える美味しさです。

お店からのお知らせと特別ワインセット

動画の最後には、Regaloグループからのお知らせがあります。6月30日から7月9日まで夏季休業をいただき、スタッフは本場イタリアへ研修旅行に出かけ、小倉シェフ自身は東北や九州を巡る旅に出るとのこと。7月10日からは、カマスやアユ、ウニなどを使った魅力的な夏の特別新メニューがスタートします。また、動画内で試飲した「ガヴィ・ディ・ガヴィ」を含む、ピエモンテ州の優秀な造り手「モンキエロ・カルボーネ」のワインセット(泡・白・赤の6本セット)を、インポーターの協力により通常価格から大幅値引きの特別価格19,000円で販売。夏の食卓を彩る極上のペアリングをぜひお楽しみください。

小倉知巳のイタリアンプロ養成講座

小倉知巳のイタリアンプロ養成講座

登録者 24.8万人 ・ イタリアン

小倉知巳氏は、東京・参宮橋にあるイタリアンレストラン「Regalo」のシェフです。自身のYouTubeチャンネルでは、イタリア料理の世界を目指す料理人に向けて、ロジカルな視点で料理を解説する動画を発信しています。プロを目指す方への実践的な内容が特徴のチャンネルです。

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