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【超有料級】フッ素樹脂加工フライパンは危険なの?プロが選び方を解説
「フッ素樹脂加工フライパンの選び方と使い方解説」とは
料理家・樋口直哉氏が、フッ素樹脂加工フライパンの科学的な仕組みと健康への影響を詳しく解説します。かつてのPFOA使用の歴史による誤解を払拭しながら、現代フライパンの安全性、厚みとサイズ選びの重要性、コーティング寿命を延ばす扱い方、そしてセラミックコーティングなどの代替製品まで、プロ視点から紹介。鉄フライパンとの使い分けについても言及します。
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「フッ素樹脂加工フライパンの選び方と使い方解説」を美味しく作るコツ
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フッ素樹脂の安全性
- PTFEは分子量が大きいため体内に吸収されず、剥がれたコーティング片を飲み込んでもそのまま排出される
- 過去に使われたPFOAは現在ほぼ残留していない
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加熱時の注意点
- 通常調理温度(240℃~250℃)は問題ないが、360℃以上の極端な高温で過熱すると有害ガスが発生し、インフルエンザ様症状を引き起こすことがある
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フライパン選びの基準
- 底の厚みが最重要
- アルミ製で軽さを保ちつつ、熱ムラを避ける
- 家庭用コンロでは26cm推奨
- 側壁の角度とハンドルの持ちやすさも重要
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寿命を延ばす扱い方
- 金属ヘラを避け、木製やシリコン製の道具を使用
- 熱々のフライパンに冷水をかけて急冷厳禁
- 急激な温度変化でコーティング内にヒビが入り、塩分や酸が侵入して剥がれる
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買い替えの目安
- 正しく使えば3~4年は持つ
- 卵が焼けてくっつくようになったタイミングが買い替えの目安
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セラミックコーティングの今後
- グリーンパンなどセラミック製はPFAS不使用で環境に優しいが、フッ素樹脂より耐久性がやや劣る
- 現状ではバランスの良い製品は限定的
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鉄との使い分け
- 香ばしく焼きたい肉料理は鉄、卵や魚など低温でくっつきやすい食材はフッ素樹脂加工が適している
「フッ素樹脂加工フライパンの選び方と使い方解説」の詳しい解説
※ 動画の内容をトピックごとに整理してまとめています。
フッ素樹脂加工フライパンのメリットと誤解
料理家・作家の樋口直哉氏が、今回は家庭で最も一般的な フッ素樹脂加工フライパン(英語で ノンスティックパン)について解説します。このフライパンの最大のメリットは、食材がくっつかないため 油の使用量 を減らせること、そして初心者でも扱いやすい点にあります。しかし、一方で「健康に悪影響があるのではないか」「美味しい料理が作れないのではないか」といった不安や疑問の声も多く聞かれます。樋口氏は、これらの不安の多くは「誤解」であると指摘します。動画では、フッ素樹脂の科学的な仕組みや健康への影響、さらには環境問題との関わりまでを丁寧に紐解きながら、私たちがこれからコーティングフライパンとどのように付き合っていけばよいのか、プロの視点から詳しく解説していきます。
フッ素樹脂(PTFE)の仕組みと健康への影響
そもそもフッ素樹脂とはプラスチックの一種ですが、一般的なプラスチックとは異なり非常に熱に強い性質を持っています。最も代表的な物質は PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)です。化学構造を見ると、炭素 の周りを フッ素 が鎧のように取り囲んでおり、水も油も強力に弾くため食材がくっつきません。通常の調理温度である 240℃〜250℃ 程度であれば、加熱しても全く問題ありません。ただし、360℃以上 の極端な高温で過熱(空焚きなど)すると有害なガスが発生し、吸い込むとインフルエンザに似た症状を引き起こすことがあります。また、万が一剥がれたコーティングの破片を誤って飲み込んでしまっても、体内で吸収されずにそのまま排出されるため、健康上の心配は不要です。
危険性の噂の真相:PFASとPFOAの誤解
「フッ素樹脂は危険」という噂の背景には、PFAS(有機フッ素化合物)と呼ばれる物質をめぐる問題があります。PFASは熱や薬品に強く、撥水・撥油性に優れるため、食品包装紙や衣類の撥水加工など幅広く使われてきましたが、環境中に残りやすく一部に発がん性の疑いがあることから、国際的に規制が進んでいます。フライパンが危険視されたのは、かつて製造時の反応助剤としてPFASの一種である PFOA が使われていた歴史があり、安全な PTFE と混同されたためです。日本の主要メーカーは 2013年末 までにPFOAの使用を完全に廃止しており、現在のフライパンに残留はほぼありません。そのため、今家庭で使っているフライパンに対して過度に不安になる必要はありません。
失敗しないフライパンの選び方:厚みとサイズ
フッ素樹脂加工フライパンを選ぶ際、最も重要なのは フライパンの厚み です。底が薄すぎるものは熱が不均一に伝わり、加熱ムラ の原因になります。フッ素樹脂加工のものは軽い アルミニウム 製が多いため、厚手のものであっても重くなりすぎず扱いやすいのが特徴です。また、家庭用コンロの火力を考慮すると、サイズは 26cm がベストです。30cm以上の大きなフライパンは一見便利ですが、家庭のコンロでは端まで熱が回らず加熱ムラが生じやすいため、26cmを2枚持って同時に調理する方が効率的です。さらに、食材を滑らせやすいように 側壁の角度 が適度に開いているものや、自分の手に馴染む ハンドル の持ちやすさも大切な選択基準となります。
コーティングを長持ちさせる正しい扱い方
フッ素樹脂加工フライパンは、表面のコーティングが傷つくと性能が著しく低下するため、優しく扱う必要があります。調理の際は 金属製のヘラやトング の使用を避け、木製やシリコン製の道具を使いましょう。また、最もやってはいけないのが、熱々のフライパンに冷水をかけて 急冷 することです。コーティングの樹脂と内側の金属は熱による収収縮率が異なるため、急激な温度変化を与えると目に見えない微細なヒビが入り、そこから塩分や酸が侵入して コーティングの剥がれ を引き起こします。正しく丁寧に使えば 3年〜4年 は十分に持つ道具ですので、卵を焼いてくっつくようになったタイミングを買い替えの目安にしてください。
プロが推薦するフッ素樹脂フライパン5選
樋口氏が手元にあるおすすめのフライパンを紹介します。1つ目は 北陸アルミ のフライパンで、アルミキャスト鋳造 による厚みがあり熱ムラが少なく非常に高性能です。2つ目は マイヤー で、ステンレスとアルミの クラッド層 構造により、熱伝導と保温性を両立しています。3つ目は 和平フレイズ の軽量フライパン。薄手で温度変化が早いため、パスタ調理などに重宝します。4つ目は ビタクラフト の テンプパンII で、ハンドルに温度計が搭載されており、表面温度を確認しながら楽しく調理できます。5つ目はイタリアの バッラリーニ。石のようなざらっとしたコーティングが特徴で、デザイン性に優れ、熱ムラも少なく持ちやすいのが魅力です。
次世代の選択肢:セラミックコーティング
世界的な脱フッ素樹脂の流れを受け、代替素材として注目されているのが セラミックコーティング のフライパンです。代表的なブランドとして グリーンパン や京セラの製品が挙げられます。セラミック製はPFASを一切使用しないため環境に優しく、表面がツルツルしているため食材がくっつきにくいのが特徴です。ただし、フッ素樹脂加工に比べると 耐久性 がやや劣り、使用を重ねるうちに食材がくっつきやすくなる傾向があります。また、熱の伝わり方が異なるため、調理には多少の慣れが必要です。樋口氏のテストでは、現状のセラミックフライパンの中では グリーンパン が最もバランスが良く、おすすめできるクオリティであると評価しています。
鉄とフッ素樹脂の使い分けとこれからの道具選び
「鉄のフライパンとフッ素樹脂、どちらが優れているか」という議論は尽きませんが、学術的な研究でも、両者の調理性能の差の多くは単に 調理時間 の違いによるものであり、仕上がりに決定的な差はないとされています。そのため、料理の目的に応じて使い分けるのが賢い方法です。例えば、お肉を香ばしくワイルドに焼きたい時は 鉄のフライパン、卵料理や魚のソテーなど、低温でくっつきやすい食材を綺麗に仕上げたい時は フッ素樹脂加工 が適しています。これからは、単に「便利さ」や「美味しさ」といった自分本位の理由だけでなく、環境負荷なども考慮した「利他的な視点」を持って、調理道具を選んでいく時代になっていくでしょう。
樋口直哉の料理論[Cooking theory]について
樋口直哉の料理論[Cooking theory]
登録者 7.9万人 ・ 家庭料理/調理科学
樋口直哉氏は、服部栄養専門学校卒業後、料理教室勤務や出張料理人などを経て、2005年に『さよならアメリカ』で群像新人文学賞を受賞した作家兼料理家です。同作は芥川賞候補にもなり、以降も小説やノンフィクションなど幅広い著作を発表しています。料理家としては調理科学をベースにしたレシピの考案・発信を行い、全国の食品メーカーや生産現場の取材記事の執筆、地域食材を活用したメニュー開発なども手がけています。主な著書には料理本『新しい料理の教科書』『ぼくのおいしいは3で作る』などがあり、東洋経済アワード2022も受賞しています。本チャンネルでは、調理科学の視点からおいしさを最大限に引き出すレシピを紹介しています。
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